News
カニエ・ウェストの3部作ドキュメンタリー『jeen-yuhs: A Kanye Trilogy』が2月16日から3週にわたってNETFLIXで公開
約21年間に渡ってカニエ・ウェストを撮影し、3部構成となるドキュメンタリー映画『jeen-yuhs: A Kanye Trilogy(邦題:jeen-yuhs カニエ・ウェスト3部作)』がNETFLIXにて2022年2月16日から3週にわたって1部ずつが公開されることが決定した(視聴はこちらから)。また、この3部作の第1幕「A Kanye Trilogy」は、デビッド・バーン監督の「アメリカン・ユートピア」を配給したIconic Events社によって2月10日から劇場公開されることも発表された。
クーディ&チケとして知られるクーディ・シモンズとチケ・オザが共同監督を務めるこのドキュメンタリーの公式なあらすじは以下の通りだ。
「20年間にわたって撮影された『jeen-yuhs: A Kanye Trilogy』は、カニエの経験を親密かつ明快に描いており、ブレイクしようとしていた彼の形成期と、世界的なブランドやアーティストとしての今日の生活の両方を紹介する」
<関連記事>
・カニエ・ウェストの新作アルバム『DONDA』徹底解説:6つのキーワードと10曲
・【解説】ドレイク記録破りの新作アルバム『Certified Lover Boy』
・カニエ・ウェストと宗教、そして神:アルバム『JESUS IS KING』へ至る道
Iconic Events Releasing社のCEOであるSteve Bunnellはこうコメントしている。
「今日の音楽ファンや学生にとって、このドキュメンタリーは必見のイベントであり、最新のサウンドシステムを備えた映画館で体験すべきものです。過去20年間、カニエ・ウエストほど世界の大衆文化に大きな影響を与えたアーティストやビジネスマンはほとんどいません。”jeen-yuhs “は、彼の世界に貴重で説得力のある洞察を与える映画です」
このドキュメンタリー映画は、21年間に渡ってウエストを追ったものでラッパーがブレイクしようとしていた初期の頃から、ヒップホップのアイコンとなり、成功したビジネスマンになるまでが描かれている。
ドキュメンタリーの監督をつとめるクーディ・シモンズとチケ・オザは、2003年に発売されたウエストのデビューシングル「Through The Wire」や、2004年の「Jesus Walks (3rd version)」のミュージックビデオでカニエと仕事をしたことがある。彼らは、これらのプロジェクト以来、スターの舞台裏の映像を集めることに時間を費やしてきた。この二人が過去に手がけたドキュメンタリー作品には、シカゴのバスケットボール選手ベン・ウィルソンの殺人事件を描いた2012年の『Benji』や、NBA選手ステフォン・マーブリーの人生とキャリアに焦点を当てた2019年の『A Kid From Coney Island』などがある。
今回のドキュメンタリー『jeen-yuhs: A Kanye Trilogy』では、ウエストの2020年の大統領選出馬や、最新アルバム『Donda』の名前の由来となった母ドンダ・ウエストの死についても触れるという。
Written By Will Schube
最新アルバム
カニエ・ウェスト『DONDA (Deluxe)』
2021年11月14日発売
iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
- カニエ・ウェスト アーティストページ
- カニエ・ウェストの20年以上を捉えたドキュメンタリー・シリーズがNetflixで配信
- カニエ・ウェスト『The Life Of Pablo』解説
- カニエ・ウェスト『The College Dropout』解説
- カニエとキッド・カディの“KIDS SEE GHOSTS”、アニメシリーズ予告編公開
- カニエ・ウェストと宗教、そして神:アルバム『JESUS IS KING』へ至る道
- カニエ・ウェストと政治、トランプ、右翼、保守との関わり
- カニエ・ウェストの20曲:ヒップホップ界で最も人を引き付けるアーティスト
- カニエの『808s & Heartbreak』がドレイクやウィークエンドらに与えた影響
- カニエ新作『ye』で使われた5つのサンプリングの元ネタ解説
- スタジオを出ずに制作された『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』