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スヌープ・ドッグの伝記映画制作決定。脚本は『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』担当者
西海岸を代表するラッパー、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)の伝記映画の制作が決定した。
監督は『ポケットいっぱいの涙』『ダーク・ストリート/仮面の下の憎しみ』、ドキュメンタリー『ディファイアント・ワンズ:ドレー&ジミー』を担当したアレン・ヒューズ、脚本は『ブラックパンサー』『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のジョー・ロバート・コールが担当し、ユニバーサル・ピクチャーズにて制作される。スヌープ・ドッグは声明の中でこう語っている。
「このプロジェクトをまとめるのに長い間待っていたのは、俺がスクリーン上で描こうとしている遺産と、俺が残そうとしている記憶を理解できる、正しい監督、完璧な作家、そしてパートナーになれる最高の映画会社を選びたかったからなんだ」
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『ストレイト・アウタ・コンプトン』の成功を受けて
この伝記映画は、2015年に公開されアカデミー賞脚本賞にノミネートされ全世界で2億ドル以上の興行収入となったN.W.A.の大ヒット伝記映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』を生み出したユニバーサル・フィルムド・エンターテインメントグループの会長ドナ・ラングリーの協力で実現した。ラングレーはこうコメントを寄せている。
「スヌープ・ドッグの人生と遺産によって、彼は大衆文化において最も刺激的で影響力のあるアイコンの一人となっています。……私たちは、この類まれなアーティストの永遠となる作品を作ることができ、謙虚な気持ちでいっぱいです」
スヌープ・ドッグは、ラップや歌から、DJやプロデューサーといった仕事にて全世界で3500万枚以上のアルバムを売り上げ、グラミー賞には17回ノミネート。音楽面の仕事以外にも、俳優として、CMタレントとして、そして料理の分野ではレシピ本『スヌープ・ドッグのお料理教室』が評価され、最近では自身の出身レーベルであるデス・ロウ・レコーズのオーナーともなっている。
最近、スヌープはドクター・ドレーと再会し、このタッグとしては30年ぶりとなる新作『Missionary』を共同制作することを発表。この新アルバムは今年11月に発売される予定となっている。
Written By Yousef Srour
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