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”なぜビッグ・ピンクなのか?” ザ・バンドのロビー・ロバートソンが語る
- ザ・バンド『Music From Big Pink』核心にある神秘的な美しさ
- ザ・バンド『Music from Big Pink』50周年記念エディション発売
- ロビー・ロバートソンのキャリアを包括する『Testimony』
ザ・バンドが1968年7月1日にリリースされたデビュー・アルバム『Music From Big Pink』。今では名作をされるこのアルバムの発売50周年盤となる『Music from Big Pink (50th Anniversary Edition)』が発売となり、これを記念してメンバーのロビー・ロバートソンのインタビューが公開となった。
【インタビュー日本語訳】当時ボブ・ディランとのワールド・ツアーを終わらせたばかりだった。ボブとのツアーは実は気分転換のためにやって、ツアーが終わったらまた自分たちの音楽をやるつもりだった。(ボブ・ディランのマネージャーの)アルバート・グロスマンに「きみたちもウッドストックの町においでよ。場所を借りて自由に誰にも邪魔されずに好き音を出せるよ」って言われたんだ。
そこで僕たちはある家を見つけて、ここを自分たちのクラブハウス、そしてワークショップの場にしようって話して泊まり込んで、機材も全部用意してね。それは僕にとって長いこと夢見てたことだったんだよ。創作ができて、色々考えたり、作曲できたりする場所が欲しかったんだよ、本当のワークショップの場としてね。
家自体は普通の建物だったんだけど、100エーカー(*約122坪)の敷地に囲まれていて僕たちに開放感を与えてくれたよ。隔離されてプライバシーがあってまるで夢のようだった。その家には寝室が幾つかあってみんなが泊まれるようになってて、本当にとっても普通の家だった。逆にあまりにも普通過ぎてうまく説明できないぐらいだよ。特別なところは何もなかったけど家具とかはあって必要としているものは十分に提供してくれた。ただ色がピンクだったんだ。それがなんだか可笑しくて、そこで僕たちは「ビッグ・ピンク」って呼び始めた。冗談としてね。地下には僕たちの機材が全部そろえてあって、そこで僕たちは輪になって演奏してこうあるべき運命なんだと思える場所だったよ。
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ザ・バンド『Music from Big Pink (50th Anniversary Edition)』
2018年8月31日発売