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B.B.キング:ブルース好きにとっては、彼は今も昔もブルースの王様

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毎日が誰かの誕生日だ。とはいえ、今の音楽の土台を作った本物の創始者の誕生日が来たら、誰もが起立して敬意を示すべきだろう。B.B.キングは1925年9月16日に生まれた。ブルース好きにとっては、彼は今も昔もブルースの王様である。

B.B. King – Thrill Is Gone (Live)

B.B.の公式ウェブサイトを見ると、彼が実に勤勉なミュージシャンだったことがよくわかる。そのキャリアは70年以上に及んだ。89歳を迎えた2014年のツアー・スケジュールは、9月にフェニックス、ラスヴェガスをまわったあと、10月前半は10公演という多忙さ。そのうち2公演はニューヨークに自ら設立した人気ライヴハウス、B.B.キングズ・ブルース・クラブ&グリルへの出演だった。

彼の長い長い道のりは、ミシシッピ州レフロア郡のパークレアという小さな町から始まった。本名ライリー・B・キングはこの町で生まれ、4歳までそこで暮らした。その後の彼は、ミシシッピ州インディアノーラを自分の故郷と呼ぶようになる。しかし圧巻のギター・プレイと独特の歌声を通して、彼はミシシッピ州全体を代表するミュージシャンのひとりとして世界中に名前を知らしめることになった。

B.B.は1949年からレコードを発表し始める(デビュー作はブレット・レーベルから出た「Miss Martha King」で、レコード番号は309だった)。そうしてブルースの名曲の数々を吹き込んでいった。今回のプレイリストにはB.B.の代表曲を集めてあるが、そうした珠玉の作品はとてもここでは紹介しきれないほどたくさんある。ほんの一部ではあるけれど、本物の巨人の素晴らしい作品を聴いて、その誕生日を讃えてほしい。

「神様にはこうお願いしている。私が死ぬときは、次に挙げる三通りの死に方のうち、どれかにしてくださいって。一つ目は、ステージから降りるとき。二つ目は寝ているとき。三つ目? それは、いつかみなさんにもわかるはず」

B.B. King – Nobody Loves Me But My Mother (Live)

Written By Richard Havers




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