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スタックス・レコードのレジェンドたちその①:ブッカー・T・ジョーンズ
大物ソウルのレガシーを代表する最も重要な5名をメインに、uDiscoverがポッドキャストでお送りする新しいウィークリー・オーディオ・シリーズへようこそ。スタックス・レコードのレジェンドたちの中でこの一週間にわたって、現在開催中のスタックス60周年記念を祝い、素晴らしきメンフィスのソウル王朝を築く手助けをした何人かの素晴らしい偉人たちを紹介する。
この冬は、ロイヤル・アルバート・ホールで開催された2017年プロム・シーズンの間、印象的なスタックス・プロムのためにロンドンに訪れていたスタックス・レコーズの巨匠たちと話す機会があった。このシリーズの最初のトピックはブッカー・T・ジョーンズ。音楽的にも文化的にも革新的だったスタックス初のヒット・グループ、ブッカー・T & ザ・MG’sを指揮していた名キーボード・プレイヤーだ。
この12分ちょっとのミニ・ドキュメンタリーの間に、スタックスの初期の頃のブッカー・Tについての思い出話や、1960年代を通じてどのようにグループとレーベルが拡大していったかなど、MG’sの最もよく愛された多くのヒット曲と共に解説していく。
若干17歳だった時にレコーディングした1962年のグループのブレイクスルーとなったインストルンメンタルの曲「Green Onions」を彼は思い起こしながら、友人のドナルド・ダック・ダン、スティーヴ・クロッパー、そしてアル・ジャクソンと共に、スタックスのサクセス・ストーリーの重要な鍵を握る部分となる異人種間のラインナップと精神に対する社会的障害をどのようにこの4人組が突破してきたかが語られている。
グループと他の多くのスタックス所属のスターたちが、世界中のファンに彼らの音楽が尊敬されていることを知り驚いた名高い1967年のイギリスとヨーロッパツアーについて彼は説明する。またブッカー・T・ジョーンズは、「Time Is Tight」や「Soul Limbo」といったその後のMG’sのヒット曲や、太平洋を超えて行ったり来たりした素晴らしいクリエイティヴな文化交流の想い出にふける。
最近では、40年以上ぶりにスタックス・レコードに彼が戻ってきたことを記念した2013年の『Sound The Alarm』の続編となる新しいアルバムに収録される彼の作品についての回想や話を出版する計画があることもブッカー・Tは公表している。そして、次のスタックス・レジェンド・シリーズ、彼のMG’sバンドメンバー、スティーヴ・クロッパーについての回もお楽しみに。
Written by Paul Sexton
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1957年にメンフィスで設立されて以来、数多くのソウル・アーティストを輩出してきたアメリカを代表するSTAX。レーベルの設立60周年を記念して、STAXを代表する名盤を一挙再発!素敵なグッズがあたるキャンペーンも実施中!