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ジェームス・ブラウン61曲目のチャートイン曲「Super Bad」
ソウルのゴッドファーザーは”何か”が俺を叫ばせるんだと語った。彼はその何かについてこう語る。「それはソウルだ」と彼は自身のトレードマークでもある誇張気味な話し方でこう語った、「そして俺は‘Super Bad’なんだ」。こう語っているのが、ジェームス・ブラウンであることは議論の余地がないだろう。
1970年10月3日、ショウビジネス界の働き者、ジェームス・ブラウンの「Super Bad (Part 1 & Part 2)」が新たに全米シングル・チャート入りした。素晴らしいことに、彼にとって61番目のチャート入りだった。この曲はジェームス・ブラウン自身による作曲、プロデュースで、ナッシュヴィルで6月末に録音された。 この曲が自称“新しいスーパーヘビーファンク大臣”の最高の例といえるだろう。
このトラックには、まさにこのゴッドファーザーの鉄板の楽曲のひとつ「Get Up (I Feel Like Being A) Sex Machine (Part 1)(邦題:セックス・マシーン)」に続いて、何か期待にこたえるようなものがあった。そして「Super Bad」はその課題を良く知り抜いていた。 ほとんどのジェイムス・ブラウンのシングルは、Part1をA面で、Part2をB面で収録していたが、今作は9分のグルーヴが別々に分けられ、A面に2つのパートが、そして、Part3はB面に収録された。
このジェームス・ブラウンのシングルの最初のプレスでは、我々になじみのある「Super Bad」というタイトルではなく、「Call Me Super Bad」というタイトルがつけられていた。ベースは天才、ウィリアム・‘ブーツィー’・コリンズが、そしてオルガンはボビー・バードが、そしてドラムスは、ジョン・‘ジャボ’・スタークスが務めた。
「Super Bad」は全米シングル・チャート13位まで上り詰め、ポップ・チャート・デビューの1週間後は、R&Bチャート入りし、首位までのぼり、11月にはソウル・チャートで2週間1位をキープした。翌年3月には、ジェームス・ブラウンは、ロンドンのロイヤル・アルバートホールで演奏した。後半は、グレーと黒のキャット・スーツで現れ、この曲ははさに、Soul Brother No. 1による典型的なエネルギーに満ちたセットの1部となった。
Written by Paul Sexton
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ジェームス・ブラウン『Super Bad』