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ジェームス・ブラウンの「Get Up And Gets Involved」
もしあなたが、新年を迎える瞬間を止まることないグルーヴで観客を魅了するソウル・アーティストの音源を聴きたければ、ジェームス・ブラウンが如何にして1971年の年越しを迎えたのかを聴くことをオススメする。「Get Up, Get Into It, Get Involved」はキング・レーベル内の‘A James Brown Production’からシングルとして発売され、その年の1月2日に全米シングル・チャート入りした。
ソウル界のゴッドファーザーのファンにとってこのシングルが特別だったのは、当時のスタジオ・アルバムに収録されていない音源であったことだった。と言うのも、当時のジェームス・ブラウンのLPのリリース周期は尋常ではない早さだったからだ。同じ1月下旬には、『Sex Machine』に続いてライブ盤『Super Bad』でここ3ヶ月で2度目のチャート入りをアルバムで果たした。
「Get Up, Get Into It, Get Involved」では、ジェームス・ブラウンの右腕とも言えるボビー・バードによる曲のタイトルのコール・アンド・レスポンスがフィーチャーされ、卓越したヴォーカルで貢献している。この曲はジェームス・ブラウンとボビー・バード、そしてロン・レンホフと共に書かれたものであった。1971年の終わりに、この曲は『Revolution of the Mind: Live at the Apollo, Volume III』という、ニューヨークの有名ライヴハウスで行われた彼のライヴアルバム・シリーズの第3作目にも収録された。
「Get Up, Get Into It, Get Involved」はたった3週間でチャートのトップ40にまで上り詰めたが、見た目ほどのヒットとは言えず、2月初旬で最高34位止まりであった。しかし、1970年11月に『Super Bad』は2週に渡り首位を記録し、そのおかげか「Get Up, Get Into It, Get Involved」もR&Bシングルチャートで4位になっている。
Written by Paul Sexton