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プロデューサー、グレッグ・ペニーが語ったエルトンとブランディの新作アルバム

Published on

4月 21, 2025

管理人

Photo by Ben Gibson

2025年4月4日に発売となったエルトン・ジョン（Elton John）とブランディ・カーライル（Brandi Carlile）による最新コラボ・アルバム『Who Believes In Angels?（天使はどこに）』。

このアルバムのDolby Atmos Mixの試聴イベントに、　1995年に発売されたエルトンのスタジオ・アルバム『Made in England』をプロデュースしたことがあり、グラミー賞には過去5度ノミネート、近年ではエルトンだけではなくザ・ローリング・ストーンズやスティングといった多くの名曲のDolby Atmosミックスを担当しているグレッグ・ペニー（Greg Penny）が来場。アルバム試聴後に、楽曲の感想を伺いました。

私はグレッグ・ペニー、音楽プロデューサーです。過去にはエルトン・ジョンのアルバム（1995年発売『Made in England』）をプロデュースしたこともあります。エルトンとは長く親交があり、1972年から一緒に仕事をしています。長い付き合いですね。作詞家であるバーニー・トーピンとも親しくしています。このアルバムに収録されている曲の中で、バーニーが書いたとわかっている曲が大好きですね。

アルバムの試聴会はとても楽しめました。特にブランディとエルトンのコンビネーションが楽しかったです。ブランディは凄いと思います。彼女はアルバム『Who Believes in Angels』でエルトンの多くの魅了を引き出している。それに、彼女のソングライティングも大好きですね。

楽曲の感想

「Little Richard’s Bible」
私は90年代にエルトンとリトル・リチャードと一緒に「The Power」という曲をプロデュースする機会に恵まれました。だから「Little Richard’s Bible」を今回聴くことができたのは、とてもよかったです。この楽曲は大好きですね。

「Swing For The Fences」
最高だ。ブランディの最高のスタイルが詰まっていますね。

「You Without Me」
娘に語りかけるような歌い方が美しいし、ミュートされたギターの音色も面白い。

「Who Believes in Angels?」
素晴らしいシングルですね、「Goodbye Yellow Brick Road」のようなコーラスが入っていますね。

【AAA與真司郎対訳】Elton John, Brandi Carlile – Who Believes In Angels? / エルトン・ジョン＆ブランディ・カーライル – 天使はどこに

「The River Man」
本当にクールで、ギターのリックとミシシッピのようなスタイルが好きですね。川の感じが好きなんです。

「A Little Light」
今、世界が暗闇に包まれている中で、前向きな気持ちにさせてくれる素晴らしい曲だと思います。

「Someone to Belong to」
エルトンの夫であるデイヴィッドのことはよく知っています。彼は私の親しい友人で、彼らが初めて夫婦になったとき、私はそこにいたんです。

「When This Old World Is Done With Me」
僕は昔、エルトンが打ちひしがれているときに一緒にいたことがあるんです。だから、この曲を書いたときの心境を理解することができると思います。

When This Old World Is Done With Me

10曲入りの素晴らしいアルバムに仕上がっています。エルトンは、この芸術的な道を一緒に歩むのにふさわしい人達を選んだと思ます。ブランディは本当に素晴らしい。そして、ポップでカラフルなジャケットも気に入っています。このコラボレーションをとても祝福しているようですよね。ブランディ、アンドリュー・ワット、そしてアルバムに参加した他のミュージシャンやバーニーも素晴らしい。もちろん、エルトンは素晴らしい。彼は周りの人たちにとても忠実で、とても寛大な人なんです。

今回、「Never Too Late」と「Who Believes in Angels」以外は、今夜まで聴いたことがあありませんでした。でも、このアルバムを今日聴いて、特にアトモスで聴けたのは素晴らしかったです。アトモスは私の得意分野のひとつですし、ポップス曲のアトモスミックスを私が手掛けていたんですが、その一つがエルトンの「Rocketman」でした。今回はお招きいただきありがとうございます。

Written By uDiscover Team