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Apple Musicのエルトン・ジョン冠番組300回記念放送でエルトンや豪華ゲストが語ったこと

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Courtesy of BB Gun Press

先日エルトン・ジョンが司会を務め、Apple Musicで配信している人気ラジオ番組「Elton John’s Rocket Hour」が300エピソードに到達。これを祝してApple MusicのArtist Relations共同代表兼DJのゼイン・ロウが、エルトンとのビデオインタビュー「Zane Lowe celebrates the 300th Episode of Elton John’s Rocket Hour」を行った。

エルトンと親交がある豪華ゲストが参加したこの番組でエルトンが語ったことや、下記ゲストのエルトンへのメッセージを抜粋してご紹介します。

・デュア・リパ
・サム・フェンダー
・リナ・サワヤマ
・チャンネル・トレス
・アーロ・パークス
・ロイヤル・ブラッドのマイク・カー

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エルトン・ジョンが語る『Rocket Hour』の想い出

最初この話があった時、毎回新しい音楽を聴くというのは素晴らしい機会だと思いました。それがこんなに回数を重ねるショーになるとは思いもしませんでしたね。せいぜい5年くらいのものだと思っていた。それが今や6年近く続いてるんですから。そしてこの番組で取り上げようと思ったものはだいたいカバーしてますね。この番組のおかげで、ほんとに多くの素晴らしい新しいアーティスト達と出会えて友人になれたし、シーンの最新状況を常に知ることができました。

実際、そのおかげで6年前この番組を始める前よりも今の私の方が若々しく見えると思いますよ。だから多分いい音楽というのは聴く人を若返らせてくれるのかもしれない。でもただ、おかげさまでずっと最高の経験をさせてもらってるし、私にこれをやらせてくれてるあなた(ゼイン・ロウ)とAppleには本当に感謝してます。夢のようですね。何しろ毎週新しい発見があって素晴らしい話題があるから。私は今74歳ですが、今や昔子供の頃にレコードを買いに走ってた頃と同じくらい楽しんでいますよ。

新しいアーティストを発見することの喜び

昔からずっと一音楽ファンなんです。だから、新しい音楽を聴くというのは、既によく知ってる音楽を聴くよりも自分にとっては大きな意味があるんです。初めて音楽で表現している若い人の音楽を聴く時、例えば私が初めて番組でロードの曲をかけた時、彼女は16歳くらいでした(編註:現在ロードは24歳なのでエルトンの多少の勘違い)。私がビリー・アイリッシュやチャンネル・トレスの曲をかけた時もそう。リナ・サワヤマも、デュア・リパも。素晴らしいのは、そういう人達の曲を聴くと「この子達が16歳とか17歳、ひょっとすると15歳くらいでこんな曲を書くなんて凄い。一体どうやってるんだ?」と思うんです。そうするともう興奮と楽しさが止まらなくなる。音楽は聴く人を幸福にするんです。ここ数年は政治的にも決して素晴らしい時期ではなかったところに、このパンデミックが来て、そして多くの暴力的な事件や人種差別の問題が表面化してきた。そういうことが起きている中で、音楽は私達の心を今起きていることから解放してくれるんです。それはただただ喜びなんですよ。

 

ロード、ビリー・アイリッシュ、リナ・サワヤマについて

とにかくその音楽に魂を感じるかどうかが大切なんです。最初にロードの「Royals」を初めて聴いた時、これまでどこでも聴いたことのないものだ、と思ったんです。ただただ圧倒されました。とてもシンプルなのにとても感動するんです。ビリー・アイリッシュでも同じことがありました。彼女のレコードを聴いた時、そこには何もないんです。ただ空間とその感触がある。チャンネル・トレスの「Controller」を聴いた時は「なるほど、彼はダンス・ビートにかぶせてラップしてるけど、こういうことは誰もやったことがないな」という感じで。とにかくとても素晴らしいと思いましたね。

彼らに電話して「これは素晴らしいね、どうやってやったの?」といつも尋ねずにはいられない感じでした。いつも何か新しい音楽との出会いはあるんです。例えば私が最初にリナ・サワヤマの音楽を聴いて絶賛したら、彼女と一緒に仕事をすることになって。ニューヨーク・タイムス・マガジンに依頼されて彼女のインタビューをやったんですよ。彼女とはそうやって友達になれました。彼女は新しい『ジョン・ウィック』シリーズの映画に配役されて、今確かベルリンで映画の撮影に参加してると思います。

 

ダンス・ミュージックへの愛

私はダンス・ミュージックが大好きなんです。だから私の『Rocket Hour』は毎回ダンス曲で終わるんですよ。ダンス・ミュージックは音楽評論家やその他多くの人にとても過小評価されているけど、私の人生ではずっと重要な部分を占めてきたんです。パートナーのデヴィッドと私が朝起きて音楽を聴く時は、一日のスタートにはピッタリなので、必ずいつもダンス・ミュージックをかけるんです。楽しくなるし、いい作品もそこら中にありますからね。

 

デュア・リパからのメッセージ

こんにちはエルトン、デュアです。『Rocket Hour』の300回目のエピソード、おめでとうございます!『Rocket Hour』で私の曲「Levitating」をかけてくれた時のことは決して忘れません。聴いててもう頭がおかしくなるかと思いました。あなたが私の曲を気に入って下さった上に、あなたの番組でかけようと思って頂いて、とても嬉しいかったです。

とっくにご存知なのは判っていると思いますが、私はあなたに夢中なんです。あなた自身が信じられないくらい素晴らしいんですけど、多くの新人アーティストや海外のアーティスト達を信じられないくらいサポートしてくれて、全てのアーティストを愛し褒め称え、そしてリスペクトしているあなたが大好きです。あなたと知り合いになれて、あなたという魔法のような存在を直に見ることができるなんて、本当に夢のよう。大好きです、そしておめでとうございます。

 

サム・フェンダーからのメッセージ

こんにちはエルトン、サム・フェンダーです。『Rocket Hour』の300回目のエピソード、おめでとうございます!凄いですね、信じられない。とんでもない数のエピソードじゃないですか。『Rocket Hour』で私の曲を初めてかけてくれたことに本当に感謝したいと思っています。あの頃はそんなに多くのラジオ局が私の曲をかけてくれてなかったので、新人だった私にとっては大きな出来事でした。確か当時はBBCのレディオ・ワンが2〜3回かけたくらいだったので、あなたがプレイしてくれたことは、まだシーンでは単なる新参者だった私にとって、本当に大きな瞬間だったし、もの凄く自信を深めることができたんです。

そして、あなたが他の数え切れないくらいのアーティスト達にも同じことをされているのは本当に素晴らしいと思います。ぜひこれからも続けて下さい。あなたは間違いなく伝説的な方です。大好きです。ご家族にもよろしく、またお会いしましょう。さようなら。

 

リナ・サワヤマからのメッセージ

こんにちはエルトン、リナ・サワヤマです。『Rocket Hour』の300回目のエピソード、おめでとうございます!本当にすごい!あなたの番組で私の音楽を最初にかけて下さった時、本当に絶賛して下さっているのが信じられなかったのを覚えてます。だってあなたはエルトン・ジョンなんですから!あなたは私の人生を一変させてくれたんです。レコードがまだリリースされてないのに、あなたが番組で何度も私をサポートして下さったことが信じられませんでした。あなたは新人アーティスト達をサポートして、彼らがより注目されるようにいろいろ助けて下さってる。そういうことをする必要がないのにそうしている。本当に素晴らしいと思います。

私は、あなたがネット上で新しい音楽を探すのを間近でずっと見てて、本当に勇気づけられるんです。なので、そういうことをやって頂いて本当に感謝しています。あなたが大好きです。当然、私達の最高の思い出は、私の曲「Chosen Family」を一緒に録音して、ビデオを撮ったことですが、あなたの自宅でニューヨーク・タイムスやその他のプレスの素晴らしい撮影をやったことも忘れられません。あなたはただただ最高に素晴らしい方だと思います。あなたとご家族の皆さんも愛してます。

 

チャンネル・トレスからのメッセージ

やあエルトン、チャンネル・トレスです。『Rocket Hour』の300回目のエピソード、ただたあおめでとうございますとお伝えしたいです。あなたには本当に感謝したいんです。『Rocket Hour』は私が最初に発表した曲「Controller」をかけてくれた最初のラジオ番組の一つでした。そしてあなたは私の最初のサポーターの一人で、私に最初に太鼓判を打ってくれた方でした。本当に心から感謝します。是非これからも頑張ってください。そして私達に新しい音楽を紹介して下さり、過去、現在、そしてこれからの素晴らしい音楽に目を向けさせて下さってありがとうございます。

 

アーロ・パークスからのメッセージ

本当に、未だに驚いてるんです。でも、あなたが『Rocket Hour』というプラットフォームを使って、これから自分自身を形作ろうとしながら、自分の立ち位置や作品に対する自信を積み上げていこうと必死になっている若いアーティスト達を、音楽界で革新的で影響力のある人が高いところに引き上げようとされていることは、本当に素晴らしいと思います。そしてそうしたアーティスト達に、自分がやっていることが素晴らしいことと自分自身であり続けることの大切さを伝えて下さる。あなたのような素晴らしい方にそうやって認めて頂けるのは本当に素敵なことです。だから私は本当に感謝してるんです。

 

ロイヤル・ブラッドのマイク・カーからのメッセージ

こんにちは、エルトン。ロイヤル・ブラッドのマイク・カーです。心の底から『Rocket Hour』の300回目のエピソード、おめでとうございますとお伝えしたいです。あなたは最初から僕たちのサポーターで、あなたの番組で僕たちの音楽をかけてくれたことは決して忘れません。当時はまだ僕たちがシーンに出始めたばかりの頃でしたので、誰かが僕たちの音楽を聴いてくれていると考えるだけで信じられない気分でした。ましてや、あなたのような方が僕らを見つけてご自分の番組でプレイして下さるなんて。本当に素晴らしい瞬間でした。おめでとうございますエルトン、そしてまたすぐお会いできますように。ではまた。

 

エルトンがデュア・リパについて語る

彼女は本当に素晴らしい。あなた(*ゼイン・ロウ)が言うように、(夫の)デイヴィッドと私が彼女と知り合ったのはつい最近で、彼女が私達のアカデミー賞のプレ・パーティーに出演してくれた時でした。彼女は機転が利いたプロフェッショナルで、謙虚で、すべての曲が信じられないくらい彼女にピッタリで、そして最高に自然な感じで美しい女性なんです。私達はロサンゼルスで彼女とディナーしたんですが、彼女がレストランに入ってくるや否や全ての人が立ち止まるほどでした。彼女は内面と外面両方の美を備えてますね。そして彼女のここ最近の成功はどれも当然のことだと思いますよ。

 

エルトンがメタリカのカバー「Nothing Else Matters」について語る

以前アトランタで、オジー・オズボーンの最新アルバム『Ordinary Man』に参加するので、アンドリューと仕事したことがあります。その時、アンドリューはレッチリのドラマーのチャド・スミスとやって来て、われわれは結構早くその曲を仕上げたんです。その後、私たちは、あなた(*ゼイン・ロウ)と会った時にもよくやるように、3時間か4時間くらいただ音楽の話をしながら、お互いの曲をかけたりして過ごしたんです。

そうしたら今年になってアンドリューが「今、メタリカの“Nothing Else Matters”をマイリー・サイラスとやってるんですけど、ちょっと違う風に変えたいんです。イントロをギターじゃなくて、ピアノで始めたいんですよ」って言ってきました。なので、私はロンドンの私達のスタジオに出向いて「Nothing Else Matters」のイントロをピアノで弾いたんです。そして結局最後までピアノを弾いたんですが、彼は正しかった。この曲を全く新しい、これまでと違う曲にして、マイリーから全く信じられないくらい素晴らしいパフォーマンスを引き出したんです。アンドリューはギター、チャドがドラムス、メタリカのロバートがベースを弾いて、何と最後はヨー・ヨー・マがチェロを弾いて参加したんですよ。もう完璧でした。

Written By uDiscover Team


番組と連動したプレイリスト「Elton John’s Rocket Hour」



 

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