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ジョン・レノンの伝説：シングルとアルバムのダブルNo.1

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12月 27, 2019

ジョン・レノンの死は残酷な悲劇だった。しかしそのあとの成り行きは、たゆみなく曲を作り、歌い、平和と調和を訴えてきた人物にふさわしいものだった。あの射殺事件から3週間後に発表された1980年最後のチャートでは、ジョン。レノンの音楽が世界をひとつに結びつけていた。そこには、ジョン・レノンを悼み、その偉業を讃える人たちの気持ちが反映されていたのだ。Billbaord誌が発表した1980年12月27日付のアルバム・チャートとシングル・チャートの両方で、ジョン・レノンのレコードが1位になったのである。

「(Just Like) Starting Over」は、ジョン・レノンにとって5年振りのチャート入りシングルだった。これはポップ・チャートに11月1日に初登場し、いきなりトップ40圏内の38位を記録。当時Billboard誌のレコード評では、この曲は次のように紹介されていた。「1950年代のロックン・ロールを思わせる曲。素晴らしいメロディとポップなサウンドの曲をレノンはしっかりと優雅に歌い、過去の作品を上回る最高のヴォーカルを披露している」。一方B面に入ったオノ・ヨーコの「Kiss Kiss Kiss」は、「辛辣でありながらキュートな作品」と評されていた。

このシングルはその後、32位、10位と順位を上げ、11月末の段階で悠々とトップ10入りを果たしていた。しかしチャートで順位をさらに押し上げることになったのは、間違いなくジョン・レノンの理不尽な死に対する戦慄と怒りだった。この年最後のチャートではケニー・ロジャースの「Lady」に代わって「Starting Over」が1位に達し、それから5週連続で首位に留まった。

一方、ジョン&ヨーコのニュー・アルバム『Double Fantasy』（それぞれの新曲を7曲ずつ収録）もやはりメディアでは好評だった。レコード評の多くはこのふたりが新境地を切り開いたと評し、それを歓迎していた。11月下旬には、Billboard誌が‘ラジオで人気の新譜アルバム’としてこのアルバムをリストアップしている。同じリストに並んでいたアルバムは、スティーリー・ダンの『Gaucho』、ロッド・スチュワートの『Foolish Behaviour（邦題：パンドラの匣）』、ハートの『Greatest Hits Live』だった。

『Double Fantasy』は順当にチャートに入り、初登場25位を記録。そのあとは12位、11位と順位を上げた。やがて12月8日にダコタ・ハウスの外で忌まわしい事件が起きる。その影響はこの年最後のチャートに表れ、『Double Fantasy』は1位に登りつめた（こちらでも、首位の座を譲ったのはケニー・ロジャースのアルバムだった）。ジョン&ヨーコが共作した最後のアルバムはそれから8週連続1位に留まり、トリプル・プラチナ・アルバムとなっている。

Written by Paul Sexton

ジョン・レノン『Double Fantasy』

ジョン・レノン / Double Fantasy【輸入盤】【アナログ】

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【音源／商品フォーマット】
『Imagine : The Ultimate Collection』

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＜4CD + 2ブルーレイ収録、豪華本付ボックス・セット輸入国内盤仕様／完全生産盤＞
UICY-78855 価格：12,000円＋税

CD1 – アルバム – アルティメイト・ミックス　ディスク1
CD2 – アルティメイト・ミックス　ディスク2
CD3 – ロウ・スタジオ・ミックス
CD4 – エヴォリューション・ドキュメンタリー
ブルーレイ1 – イマジン: アルティメイト・ミックス
ブルーレイ2 – イン・ザ・スタジオ・アンド・ディーパー・リスニング

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