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全42曲！ブルージーなクリスマスを楽しんで：ベスト・ブルース・クリスマス・プレイリスト

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12月 13, 2019

クリスマスはblue = 憂鬱になる季節なのだろうか。そうではないといいが、blues（ブルース）のクリスマス・ソングをかけるにはもってこいの季節かもしれない。1929年のクリスマスの数日前に吹雪に巻き込まれ、不幸にも心臓発作で亡くなったブラインド・メロン・ジェファーソンまで遡るが、ここ何年もホリデー・シーズンについて男性シンガーや女性シンガーのブルース・ミュージシャン達はブルースを奏で、歌ってきた。

ここ最近だと、B.B.キングですらブルースのクリスマス・ソングだらけのアルバムをレコーディングしていた。ブルースのクリスマス・プレイリスト “Have Yourself A Blues Christmas” にも彼のベストソングを加えている。他には、ジミー・リードやライトニン・ホプキンス、アルバート・キング、ジョニー・オーティス、ジョン・リー・フッカー、ロウエル・フルソン、フレディ・キングなど数々の大物歌手たちがクリスマス調のブルースを歌っている。

クリスマスの代表曲でもあるチャック・ベリーの「My Blue Christmas」も、歌詞の中でブルース音楽のほろ苦い魅力をとらえた彼自身の曲「Spending Christmas」と共に、ブルース・クリスマスのプレイリストに含めてみた。ではそのほろ苦い「My Blue Christmas」の歌詞を引用しよう。

Christmas time is really joyful
Oh, but it’s a lonely season, too
Many people are so cheerful
And some are alone and blue
楽しさに溢れたクリスマス
でも寂しい季節でもあるよ
ほとんどの人はとても陽気で
そして孤独で憂鬱なものもいる

優しいお祝いムードでプレゼントの袋を抱えた白ひげの男よりも、グリンチ（ドクター・スースの絵本のキャラクター）と関連付けられる人物像がサニー・ボーイ・ウィリアムソンIIである。オリジナルのサニー・ボーイ（ジョン・リー・ウィリアムソン）から名前を拝借したサニー・ボーイ・ウィリアムソンIIは彼自身が作曲した「Santa Claus」で、プレゼントを見つけようと彼女のドレッサーの引き出しからものを盗んだ罪で警察に捕まった男について歌っている。

もしブルース調の陽気さを求めるなら、ブッカー・T&ザ・MG’sによるグルーヴィーなインストルメンタル・ヴァージョンの「Winter Wonderland」もある。

クリスマスを歌うのはブルース演奏者だけではない。ブルースのクリスマス・ソングのプレイリストには、エタ・ジェイムスやシェリル・クロウ、シスター・ロゼッタ・サープ、ヴィクトリア・スピヴィー、そして優秀なシェメキア・コープランドも入っている。そして、よりモダンなブルースを好むのであれば、エリック・クラプトンやキャンド・ヒート、ジョニー・ラングからのホリデー・ソングもある。

これは、ブルージーなこじんまりとしたクリスマスにはぴったりのサウンドトラックだ。だが、あなたのお気に入りもお聞かせください。

Written by Richard Havers