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ザ・ビートルズ – 45のステキな事実

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前世紀が終わりに近づいていた頃、典型的な英国バンドのスタックリッジが、「Something About The Beatles」という曲をレコーディングした。

“興奮している、興奮している、みんな愛の存在を信じている。世界を動かしている”

地球上の他の人達同様、この半世紀かそれより以上もの間、スタックリッジはジョンポールジョージリンゴ、合わせてザ・ビートルズという彼等が、世界を動かしていると感じていた。それも音楽の世界だけではなく…。ザ・ビートルズはみんなの心に届く何かを持っていた。王族から、単純に彼等に触れたい、同じ空気を吸いたいと思ったり、それが駄目なら、もう単純に彼等のレコードを買って、彼等の魔法のメロディーと素晴らしい歌詞を浴びたいと思う人達まで。

と言うわけで、ザ・ビートルズについてのあれこれを。

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1.  1964年4月4日の週末、ザ・ビートルズは全米シングル・チャートのトップ5を独占した。更にチャートのそれよりも下位に7曲エントリー。1週間後にもトップ5に3作、更にチャート100位圏内には11曲登場していた。

2.  イギリスでは、アルバム『Please Please Me』が1963年3月22日にEMIから急きょリリースされた。同作のステレオ・ヴァージョンは4月末にリリース。その後、1969年1月発売の『Yellow Submarine』を含むそれ以前にリリースされていたアルバムが、ステレオとモノで同時リリースされた。

3.  アメリカレコード協会(RIAA)によると、USで最も多くの枚数を売り上げたアルバムは『Abbey Road』。『Sgt Pepper`s Lonely Hearts Club Band』が僅差で2位、『White Album』がこれに続く。

4.  1969年8月20日が、4人のザ・ビートルズ全員が揃ってレコーディングした最後の日となる。この時完成したのが「I Want You (She`s So Heavy)」。

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5.  「Strawberry Fields」はジョンが住んでいたリヴァプール・ウールトンの自宅近くの救世軍運営の孤児院のこと。ただしこちらは最後に‘s’がつかない、「Strawberry Field」。

6.  イギリスではザ・ビートルズのリリースした15枚のアルバムがチャート・トップを飾っている。

7.  アメリカではシングル20枚が全米シングル・チャートのトップを飾り、アルバム19枚が全米アルバム・チャート1位を記録。

8.  『Help!』のジャケットで4人のビートルズがその腕で示している手旗信号は、HELPではなく NUJV。(編註:特に意味がある言葉ではなく、見た目がよいポーズにした結果こうなった)

9.  彼等がザ・シルヴァー・ビートルズとして知られていた頃、ジョニー・ジェントルと共に、7日間のスコットランド・ツアーを行なった。

10.  ザ・ビートルズが最も多くのナンバー・ワンを記録したのは、オーストラリア、ドイツ、オランダ、スウェーデン、カナダ、そしてノルウェー等。

11.  ザ・ビートルズはジンバブエとスイスでナンバー・ワン・ヒットを8曲持っている、一方エチオピアでは僅か2曲。

12.  『A Hard Day`s Night』はザ・ビートルズによって全て書かれた初アルバム。全13トラックがレノン&マッカートニー作。

13.  「Lucy in the Sky with Diamonds」のモノ・ミックスは、ステレオ・ヴァージョンよりもキーが半音下がっていて、若干スロウ。

14.  1962年に「Love Me Do」、「P.S. I Love You」、「Please, Please Me」そして「Ask Me Why」をレコーディング後、ザ・ビートルズのファースト・アルバム『Please Please Me』の残り10トラックは僅か10時間でレコーディングされた。

15.  『Sgt Pepper`s Lonely Hearts Club Band』のレコーディング開始から完成までスタジオに費やされたのは129日と400時間。

16.  『Sgt Pepper`s Lonely Hearts Club Band』は、アーティストがLPデザインに歌詞を入れるというトレンドを作った。

17.  『Sgt Pepper`s Lonely Hearts Club Band』のカヴァーには、アレイスター・クロウリー、メイ・ウエスト、カール・ユング、エドガー・アラン・ポー、ボブ・ディラン、スチュアート・サトクリフ、オルダス・ハクスリー、マリリン・モンロー、ローレル&ハーディ、カール・マルクス、オスカー・ワイルド、ルイス・キャロル、アルベルト・アインシュタイン、マレーネ・ディートリヒやダイアナ・ドース等、約70の有名人や無名の人が登場する。

18.  ザ・ビートルズは20世紀で最も影響力ある人と総称される。

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19.  レノン&マッカートニー作品が他のアーティストによって初めてUKシングル・チャートのトップを飾ったのは、1963年8月のビリー・J・クレイマーと ザ・ダコタスによる 「Bad To Me」。

20.  レノン&マッカートニー作品が他のアーティストによって初めてUSシングル・チャートのトップを飾ったのは、1964年6月のピーター・アンド・ゴードンによる「A World Without Love(邦題:愛なき世界)」。

21.  1969年発シングル「Get Back」は北米でステレオのみでリリースされ、UKではモノのみでリリースされた。たとえマトリックス番号は異なることを示していたとしても、初のザ・ビートルズのイギリスにおけるステレオ・ヴァージョンの45インチ(シングル・アナログ)はこの次のシングル「The Ballad Of John And Yoko(邦題:ジョンとヨーコのバラード)」。

22.  ザ・ビートルズのファースト・アルバム『Please, Please Me』はUKチャートのトップに30週間留まった後、その座を自身のセカンド・アルバム『With The Beatles』に譲る(同アルバムは21週間トップをキープした)。

23.  ザ・ビートルズの曲中に登場する飲食品は卵、玉ねぎ、コーンフレーク、ハチミツ、コーヒー、マシュマロ、さくらんぼ、トリュフ、しょうが、パイナップル、タコ、ターキー、マーマレード、ココナッツ・ファッジ、タンジェリン、イチゴ、マスタード、パイ等。しかし、ポールが「Yesterday」作曲時この曲に元々つけていた仮題 ‘スクランブル・エッグ’は登場せず。

24.  『Please Please Me』収録14曲中、レノン&マッカートニー作は僅か8曲(そしてジャケットに記された名はマッカートニー=レノンだった)。『With the Beatles』中レノン&マッカートニー作ではないのは7曲、内1曲「Don’t Bother Me」はジョージ・ハリスンの作品。

25.  ザ・ビートルズは英国作曲家協会のアイヴァー・ノヴェロ賞を15回受賞した。

26.  ジョージ・マーティンは、殆ど全てのザ・ビートルズのアルバムでキーボードをプレイ。

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27.  1960年代にUKでリリースされたザ・ビートルズの全アルバム中、リンゴのヴォーカルがフィーチャーされていないのは『A Hard Day`s Night』のみ。

28.  『Beatles For Sale』の14曲中6曲はカヴァー。その全てがバンド初期の時代に大きな影響力を与えたアメリカン・ロックン・ロール・ナンバー。

29.  「From Me To You」が最も短いザ・ビートルズのシングルでその長さ1分57秒。

30.  『Help!』のサウンドトラックはザ・ビートルズ5枚目のUKアルバムである一方、アメリカでは8枚目のキャピタルからリリースされたアルバムに当たる。

31.  「All You Need Is Love(邦題:愛こそはすべて(オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ))」でバッキング・ヴォーカルを歌っているのは、ミック・ジャガーキース・リチャーズ、マリアンヌ・フェイスフル、ジェーン・アッシャー、マイク・マッカートニー、パティ・ハリスン(ボイド)、エリック・クラプトン、グラハム・ナッシュ、キース・ムーン、ハンター・デイヴィス、そしてウォーカー・ブラザーズのゲイリー・リーズ等。

32.  アメリカで初チャート・インしたレノン&マッカートニー作品は、デル・シャノンによるカヴァーの「From Me To You」。

33.  ポール・マッカートニーの「Yesterday」のレコード・ヴァージョンは3,000以上存在する。

34.  アルバム『Revolver』がリリースされる頃までに、収録曲3曲が既にアメリカ版アルバム『Yesterday… and Today』に登場していた為、北米版には11曲しか収録されなかった。その他の地域でリリースされたヴァージョンは全曲揃ったアルバムだった。

35.  「While My Guitar Gently Weeps」でエリック・クラプトンがリード・ギターをプレイしている。ジョージとエリックは1964年12月にロンドンで行われたザ・ビートルズ・クリスマス・ショウで出会う。クラプトンが在籍していたヤードバーズもそこに出演していた。

36.  『Help!』のUK版アルバムに収録されているラリー・ウィリアムスの「Dizzy Miss Lizzy」を最後に、アルバム収録曲は全てザ・ビートルズのひとりもしくは複数によるオリジナル・ナンバーによる楽曲となる。

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37.  1966年8月29日、サンフランシスコのキャンドルスティック・パークで行われた彼等の最後のコンサートの最後の曲は「Long Tall Sally(邦題:のっぽのサリー)」だった。

38.  『With The Beatles』収録曲「Don’t Bother Me」はザ・ビートルズのUKアルバム・リリースの中で初登場のジョージ・ハリスン作品。

39.  ジョージ・ハリスンは『Please Please Me』アルバム中「Do You Want To Know A Secret」と「Chains」の2曲でジョンとポールと共にリード・ヴォーカルを担当。

40.  BBCは歌詞中で‘婦人用下着’に言及しているという理由で、「I Am the Walrus」を放送禁止にした。BBCは更に「Lucy in the Sky with Diamonds」、「Fixing a Hole」、それから「A Day in the Life」が全てドラッグに言及していると判断し放送禁止にした。

41.  ジョージ・ハリスン作「Something」は、『The White Album』と同時期にレコーディングされたジェイムス・テイラーのアップルからリリースされたアルバム収録曲「Something in the Way She Moves」を聴きインスピレーションを受けて出来たナンバー。

42.  アルバム『Please, Please Me』のジャケット写真はEMI当時のロンドンW1マンチェスター・スクウェア20番地のオフィスで、アンガス・マクビーンが撮影した。彼はこの後の1969年に、次のアルバム『Get Back』で使用する同様の写真を撮る為に同地を再訪するも、最終的にはそれは1973年の『1962-1966 (邦題:ザ・ビートルズ1962年~1966年)』(赤盤)と『1967-1970 (邦題:ザ・ビートルズ1967年~1970年)』(青盤)に使用された。

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43.  「Love Me Do」の『Please, Please Me』収録ヴァージョンには、セッション・ドラマーのアンディ・ホワイトがフィーチャーされている。リンゴがドラムスを叩いているのは、元々UKでシングルとしてリリースされたヴァージョン。

44.  シェールがボニー・ジョー・メイソンなる名でリリースしたファースト・シングルは「Ringo, I Love You」で、フィル・スペクターがプロデュースした。エラ・フィッツジェラルドもまた、「Can’t Buy Me Love」をカヴァーした年に「Ringo Beat」をレコーディングした。

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45.  ザ・ビートルズは最高だ…


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