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あなたが聴いたことのない素敵な曲50選
ラジオや、横を通る車から鳴り響く曲を聴いて、この曲を聴かずによく今まで生きてこられたなぁ、なんて思ってしまう瞬間はないだろうか? 友人が7インチを押し付けてきたり、YouTubeのリンクやSpotifyのリンクを送ってきて、新しい発見を聴くように強く薦められる瞬間を、嬉しく思うことはないだろうか? 生粋の音楽愛好家にとって、世界は今まで聴いたことのない素晴らしい曲に溢れていて、そのリストは日増しに長くなっているようだ。
と言うわけで、今まで聴いたことのない素敵な楽曲50曲のプレイリストを制作した。その存在にすら気づいていないかも知れない最高級の音楽への手引きになれば幸いだ。とにかく最高に素晴らしい曲が含まれている。
ビーチ・ボーイズの時代を超越した美しい「God Only Knows」のお陰で、カール・ウィルソンの繊細な歌声のことはみんな知っている。しかし彼のデビュー・ソロ・アルバムはあまり知られていない。同作収録の控え目な美しさが光る「Heaven」は、ビーチ・ボーイズ70年代の力作と仲良く並ぶことのできる曲だ。同じく、ヴァン・モリソンの最新作『Keep Me Singing』の収録曲「Every Time I See A River」もまた、掴みどころのない魔力に溢れており、人を惹きつけてやまないアルバム『Astral Weeks』等を思い起こさせる。
もう少しアップビートなものとしては、クローの「Love + Pain」がお勧め。幾つかのジャンルを融合させて、おかしくて、クセになりそうなポップに仕上がっている。ベックなら寝ている間に出来るだろうが、だからこそ控え目でぼんやりしたBサイド・ナンバー「Brother」が、こんなにも印象深く聴こえるのだろう。それからエド・ハーコートの「Visit From The Dead Dog」もまた、2006年にどういうわけか殆ど注目されずに消え去ってしまったが、すぐさま掘り出されるべきナンバーだ。
カルト的な60年代ポップ・ミュージシャンのザ・レフト・バンクやザ・フリー・デザインから、オルタナ・ロック・ヒーローのティーンエイジ・ファンクラブやお馴染みの人達のあまり知られていない曲まで、今まで聴いたことのない素敵な楽曲50曲のプレイリストを通して、新たに夢中になれるナンバー50曲にきっと出会えるだろう。
それから、そうそう、我々が聴くべき素敵な楽曲があればぜひご紹介ください。
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