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過去75年間のそれぞれの年を定義する1曲とは?(1940~2014)

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決定的な1曲というような作品が毎年登場する。それがなぜ聴き手の心に響いたのか理解し難い場合もあれば、時代の雰囲気や精神にぴったり寄り添ったものだったりもする。

ポップは言うまでもなく“ポピュラー”の略であり、人々がポップ・レコードのことを話す時は、たいがいベストセラー・リストに入るものを引き合いに出すし、この75曲は主にそういう作品だ。ある特定の年に、大西洋の両側で最も売れた作品も含まれている。それですぐに頭に浮かぶのは、ホイットニー・ヒューストンの「I Will Always Love You」や、ザ・ビートルズの「She Loves You」。まあ後者の場合USチャートに登場したのは1964年だったが。その他は、例えばムーヴメント、フィーリング、文化的変革によってもたらされたもの。ザ・ビートルズ『Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band』の「A Day In The Life」は、ポップがそれまでいた場所から思い切り離れ、ポップのその後の方向性を示唆したとも言えるような作品だ。

その他の例えばエルトンの「Candle In The Wind 1997」もまた、異なるものを象徴している。これは特別な時に人々を結びつける作品だ。ヴェラ・リンの第二次世界大戦時の名作「(There’ll Be Bluebirds Over) The White Cliffs of Dover」もまた然り。

その他の曲は音楽の転換の先陣を切っている。よりメインストリームになっていった、ハンク・ウィリアムスやパッツィー・クライン率いるカントリー・ミュージックや、セックス・ピストルズとその後のパンク、あるいはポップ・ミュージックとして好まれるようになっていったエミネムとラップ・ミュージック等。

これはある年の“ザ・ベスト”の曲リストでは決してなく、ポップがこの75年の間でどう変化していったか、その様子を示す為のもの。では2015年には何を選ぶべきだろう…。まあとにかく、これは過去75年間を定義する75曲だ…

(*本記事およびリストは2015年の本国uDiscovermusicの翻訳記事です)

1940年 ザ・グレン・ミラー・オーケストラ 「In The Mood」
1941年 デューク・エリントン 「Take The “A” Train(邦題:A列車で行こう)」
1942年 ヴェラ・リン 「(There’ll Be Bluebirds Over) The White Cliffs Of Dover」
1943年 ミルス・ブラザース「Paper Doll」
1944年 ビング・クロスビー&アンドリュース・シスターズ「(There’ll Be A Hot Time) In The Town Of Berlin」
1945年 レス・ブラウン&ヒズ・オーケストラ・ウィズ・ドリス・デイ 「Sentimental Journey」
1946年 ビング・クロスビー 「White Christmas」
1947年 ロイ・ブラウン 「Good Rockin’ Tonight」
1948年 ナット・キング・コール 「Nature Boy」
1949年 ヴォーン・モンロー&ヒズ・オーケストラ 「(Ghost)Riders In The Sky」
1950年 パティ・ペイジ 「The Tennessee Waltz」
1951年 ジョニー・レイ 「Cry」
1952年 ハンク・ウィリアムス 「Jambalaya (On The Bayou)」
1953年 レス・ポール&メアリー・フォード 「Vaya Con Dios」
1954年 ザ・コーデッツ 「Mr. Sandman」
1955年 ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツ 「(We’re Gonna) Rock Around The Clock」
1956年 エルヴィス・プレスリー 「Heartbreak Hotel」
1957年 (バディ・ホリー&)ザ・クリケッツ 「That’ll Be the Day」
1958年 ダニー&ザ・ジュニアーズ 「At The Hop(邦題:踊りに行こうよ)」
1959年 ボビー・ダーリン「Mack The Knife」
1960年 パーシー・フェイス 「Theme From A Summer’s Place」
1961年 パッツィー・クライン 「Crazy」
1962 年 ザ・トルネイドース 「Telstar」
1963年 ザ・ビートルズ 「She Loves You」
1964年 ザ・ローリング・ストーンズ 「Little Red Rooster」
1965年 ライチャス・ブラザーズ「You’ve Lost That Lovin’ Feelin’(邦題:ふられた気持ち)」
1966年 ビーチ・ボーイズ 「Good Vibrations」
1967年 ザ・ビートルズ 「A Day In The Life」
1968年 マーヴィン・ゲイ 「I Heard It Through The Grapevine」
1969年 フィフス・ディメンション 「Aquarius/Let The Sunshine In(邦題:輝く星座)」
1970年 サイモン&ガーファンクル 「Bridge Over Troubled Water(邦題:明日に架ける橋)」
1971年 ジョージ・ハリスン 「My Sweet Lord」
1972年 アリス・クーパー 「School’s Out」
1973年 カーリー・サイモン 「You’re So Vain(邦題:うつろな愛)」
1974年 アバ 「Waterloo(邦題:恋のウォータールー)」
1975年 クイーン 「Bohemian Rhapsody」
1976年 アバ 「Dancing Queen」
1977年 セックス・ピストルズ 「God Save The Queen」
1978年 ビー・ジーズ 「Stayin’ Alive」
1979年 ヴィレッジ・ピープル 「Y.M.C.A.」
1980年 ポリス 「Don’t Stand So Close To Me(邦題:高校教師)」
1981年 キム・カーンズ 「Bette Davis Eyes(邦題:ベティ・デイビスの瞳)」
1982年 アフリカ・バンバータ&ソウルソニック・フォース 「Planet Rock」
1983年 マイケル・ジャクソン 「Billie Jean」
1984年 マドンナ 「Like A Virgin」
1985年 ダイアー・ストレイツ 「Money For Nothing」
1986年 ベルリン 「Take My Breath Away(邦題:愛は吐息のように)」
1987年 ビースティ・ボーイズ 「(You Gotta) Fight For Your Right (To Party!)(邦題:ファイト・フォー・ユア・ライト)」
1988年 パブリック・エナミー 「Bring The Noise」
1989年 フィル・コリンズ 「Another Day In Paradise」
1990年 シネイド・オコナー 「Nothing Compares 2 U」
1991年 ニルヴァーナ 「Smells Like Teen Spirit」
1992年 ボーイズ・Ⅱ・メン 「The End Of The Road」
1993年 ミートローフ 「I’d Do Anything For Love (But I Won’t Do That)(邦題:愛にすべてを捧ぐ)」
1994年 ブライアン・アダムス、スティング&ロッド・スチュワート 「All For Love」
1995年 クーリオ(feat. L.V.)「Gangsta’s Paradise」
1996年 スパイス・ガールズ 「Wannabe」
1997年 エルトン・ジョン 「Candle In The Wind 1997(邦題:キャンドル・イン・ザ・ウインド~ダイアナ元英皇太子妃に捧ぐ)」
1998年 シェール 「Believe」
1999年 サンタナ 「Smooth(feat.ロブ・トーマス)」
2000年 レディオヘッド 「Everything In Its Right Place」
2001年 ジャネット・ジャクソン 「All For You」
2002年 エミネム 「Lose Yourself」
2003年 ザ・ホワイト・ストライプス 「Seven Nation Army」
2004年 アッシャー feat.リル・ジョン&リュダクリス 「Yeah」
2005年 カニエ・ウェスト 「Gold Digger」
2006年 ビヨンセ 「Irreplaceable」
2007年 リアーナ(feat.ジェイ Z) 「Umbrella」
2008年 レオナ・ルイス 「Bleeding Love」
2009年 ブラック・アイド・ピーズ 「I Gotta Feeling」
2010年 レディ・アンテベラム 「Need You Now」
2011年 レディー・ガガ 「Born This Way」
2012年 ゴディエ(feat.キンブラ)「Somebody That I Used To Know」
2013年 ロード 「Royals」
2014年 ファレル・ウィリアムス 「Happy」


♪ 試聴はこちら… :Spotify


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