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フランク・ザッパの新ドキュメンタリー『ZAPPA』全米にて公開開始。全68曲収録のサントラも発売に
アレックス・ウィンター監督によるドキュメンタリー映画で、多作な天才作曲家、言論の自由を求める活動家、チェコスロバキアの文化大使としても知られていた伝説のミュージシャン、フランク・ザッパ(Frank Zappa)を描いた『ZAPPA』が公開となり、映画のサウンドトラックも配信となり、“フランク・ザッパ感謝祭”さながらに世間の話題をさらっている。
映画『ZAPPA』は、アメリカではマグノリア・ピクチャーズからオンデマンドで配信されており、Zappa Records/UMeからリリースされた映画を補完する全68曲を収録したサウンドトラックは、ストリーミングとダウンロードで配信中となっている(映画は2022年4月22日に劇場公開決定)。
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また、同映画オリジナル・サウンドトラックのフィジカル盤の購入予約の受付もスタートしており、2021年2月19日発売予定の3枚組CDのデラックス盤、2021年5月7日発売予定のブラック・ヴァイナルとスモーク・ヴァイナル仕様の180g重量盤5枚組アナログBOXセットは、共にオンライン・ストア Zappa.com、uDiscovermusic Store(海外)、Sound of Vinylで限定販売される。
フィジカルCDのデラックス盤とデジタル盤には、1968年の“ウィスキー・ア・ゴーゴー”、1970年の“フィルモア・ウェスト”、そして1978年に出演した“サタデー・ナイト・ライヴ”での名曲「Dancin’ Fool」のパフォーマンス音源を含む、フランク・ザッパのユニークな音楽的才能が光る12曲の未発表音源他、映画の中で使われたほぼすべての楽曲が収録。
それに加え、1966年のマザーズ・オブ・インヴェンション(Mothers of Invention)との革新的な2枚組のデビュー・アルバム『Freak Out!』や、現代音楽の解釈を専門とするドイツの室内合奏団“アンサンブル・モデルン(Ensemble Modern)”がザッパの曲を演奏し、彼がプロデュースに加えて一部の曲で指揮を担当したヨーロッパでのコンサートからのライヴ録音かつ生前最後のアルバムとなった1993年の『The Yellow Shark』からの楽曲など、無類の影響力を持つフランク・ザッパのキャリアを網羅した25曲が追加収録されている。
また、同サウンドトラックには、1969年のアリス・クーパーのデビューアルバム『Pretties For You』からの「No Longer Umpire」や、フランク・ザッパがプロデュースを手掛けた7人組ガールズ・バンド、GTO’sによる唯一無二のアルバム『Permanent Damage』からの「The Captain’s Fat Theresa Shoes」など、フランク・ザッパが設立したレコードレーベルの“Straight Records”や“Bizarre Records”からリリースされた作品、彼にとって生涯のインスピレーションの源だったエドガール・ヴァレーズとイーゴリ・ストラヴィンスキーによる2つのクラシック曲、過去のインタビュー音声、ドキュメンタリーのためにジョン・フリッゼルが書き下ろした26曲のオリジナル・スコアなども収められてる。
さらには、フランク・ザッパの過去のアーカイヴや“サタデー・ナイト・ライヴ”のパフォーマンスといった8曲の未発表音源と、彼の膨大なレコーディング・キャリアを象徴する13曲を集めたクリア・ヴァイナル仕様の180g重量盤2枚組アナログと、全21曲を収録したデジタル・アルバムも同時に発売される。
フランク・ザッパの音楽的遺産を管理する“ザッパ・トラスト”全面協力の元、過去の全アーカイヴ映像を駆使して製作された映画『ZAPPA』は、当時の政治的混乱から決して逃れることのなかったその壮大な音楽家としてのキャリアの裏に隠された彼の私生活に迫る。映画には、彼の妻ゲイル・ザッパや、マイク・キニーリー、イアン・アンダーウッド、スティーヴ・ヴァイ、パメラ・デ・バレス、バンク・ガードナー、デヴィッド・ハリントン、スコット・チュニス、ルース・アンダーウッド、レイ・ホワイトといった、フランク・ザッパと共演してきたミュージシャンたちが登場する。2016年にクラウドファンディング・サイト“Kickstarter”上で初めて映画の製作が発表されると、ドキュメンタリー作品の製作資金としては同サイト史上最高額を集めた。
映画『ZAPPA』は、そのサウンドトラックも伴って、型破りで妥協なきヴィジョンで音楽と文化を根本から覆した、恐れ知らずの先駆者、因襲打破主義者、巧みなミュージシャンだったフランク・ザッパという人物の、心を奪われるような、啓発的でエモーショナルな魅力を紹介している。キャリア初期のサイケデリック・ロックに始まり、アバンギャルドな実験的音楽、ジャズ・ロックの探求、シンフォニックな組曲、風刺的な模倣、そしてコンセプチュアル且つ組成的な技術革新に至るまで、ありとあらゆる面において常識を打ち砕いた彼の影響力と精神は今も尚強くこだましているのだ。
Written By Tim Peacock
フランク・ザッパ新作情報
『ZAPPA (Original Motion Picture Soundtrack)』(3CD)
輸入盤/デジタル:2020年11月27日発売
日本国内盤:2022年4月20日発売
国内盤CD / LP/ iTunes Store / Apple Music / Amazon Music
<日本盤のみ>解説付/歌詞対訳付SHM-CD仕様
フランク・ザッパ『200 Motels: Original MGM Motion Picture Soundtrack』
(オリジナル・サウンドトラック50周年記念2CDエディション)
輸入盤/デジタル:2021年12月17日発売
日本国内盤:2022年4月20日発売
国内盤CD / LP/ iTunes Store / Apple Music / Amazon Music
映画情報
『ZAPPA』
2022年4月22日(金)日本劇場公開
監督:アレックス・ウィンター|出演:ブルース・ビックフォード、パメラ・デ・バレス、バンク・ガードナー、デヴィッド・ハリントン、マイク・ケネリー、スコット・チュニス、ジョー・トラヴァース、イアン・アンダーウッド、ルース・アンダーウッド、スティーヴ・ヴァイ、レイ・ホワイト、ゲイル・ザッパ
キングレコード提供|ビーズインターナショナル配給
シネマート新宿・シネマート心斎橋ほかにて
2020年|アメリカ映画|129分|原題:ZAPPA
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