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映画『イエスタデイ』公開を受け、ビートルズの名曲の数々が全米チャートに急浮上。1週間で5,120万回再生を記録
主人公の売れないミュージシャン以外誰もザ・ビートルズを知らない世界を描いたダニー・ボイル監督による映画『イエスタデイ』(日本公開は2019年10月11日)が6月28日に全米公開受けて、ザ・ビートルズの名曲の数々が全米ロック・ソング・チャートで再浮上している。ニールセン・ミュージックのデータによると、同映画が劇場公開された6月28日週(6/28〜7/4)で、ザ・ビートルズ作品のセールスが、アルバム換算で前週比の約26%増となる5万4千枚を記録した。
7月13日付の全米ロック・ソング・チャートでは、「Here Comes The Sun」が380万ストリーミング/2,000ダウンロードで9位に、「Let It Be」が280万ストリーミング/2,000ダウンロードで12位、再エントリーした「Yesterday」が230万ストリーミング/2,000ダウンロードで14位、「Hey Jude」が240万ストリーミング/2,000ダウンロードで16位、「Come Together」が270万ストリーミング/1,000ダウンロードで17位にそれぞれランクインしている。
「Here Comes The Sun」は、2009年にビルボードが導入した全米ロック・ソング・チャートにおいて、TOP10入りを果たした初のザ・ビートルズ楽曲となる。アルバム『Abbey Road』に収録されている同曲は、2017年と2016年にそれぞれ、これまでの最高位だった14位を記録している。このニュースは、「Here Comes The Sun」が初めてアビイ・ロード・スタジオでレコーディングされた週からちょうど50年となる記念すべきタイミングで届けられた。
映画『イエスタデイ』で主演を務めるヒメーシュ・パテルによる「Yesterday」のカヴァー・ヴァージョンもまた、ロック・ソング・チャートで37位に初登場を果たし、ロック・デジタル・ソング・セールス・チャートでは4位を記録している。同チャート入りしたザ・ビートルズの3タイトルのうち、オリジナルの「Yesterday」は14位だった。
ニールセン・ミュージックは、この1週間でザ・ビートルズ楽曲のオンデマンド・サービスでの総ストリーミング再生回数は、前週比の17%増となる5,120万回を記録したことを報告した。
21世紀で最も売れた音楽アルバムのひとつとして知られるザ・ビートルズのベスト・アルバム『1』は、ロック・アルバム・チャートでは9位から4位へ、実に375週目のエントリーとなる全米アルバム・チャートでは60位から43位へとそれぞれ順位を上げ、全英チャートにおいても38位から26位へと順位を上げている。
Written By Paul Sexton
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