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CCR50周年を記念した短編作品「Have You Ever Seen The Rain」のメイキング映像が公開
クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(以下:CCR)が結成50周年を記念して発表した短編映像作品「Have You Ever Seen The Rain(邦題:雨を見たかい)」のメイキング映像が公開された。9分間のミニ・ドキュメンタリー映像は下記よりご覧いただける。
この映像には、CCRの1971年のアルバム『Pendulum』に収録されたジョン・フォガティ作曲による不朽の名曲「Have You Ever Seen The Rain」を新たな解釈によって再創造するビデオ撮影現場の様子が記録されている。昨年12月に公開されたこのビデオは、過去にスティーヴ・マーティン、エルヴィス・コステロ、そしてバレリー・ジューンらの作品を手掛けたローレンス・ジェイコブスが監督を務めている(*ビデオの詳細はこちら)。
ローレンス・ジェイコブスは映像の中でこう語っている。「‘Have You Ever Seen The Rain’プロジェクトの監督のオファーがあった時、何かとてもスペシャルなものにする必要があるっていうことだけはわかっていました。新旧の世代を繋ぐ、すべての人々が共感できる普遍的な何かが必要だと」。
「だから、とにかくヘッドフォンをつけて、この曲を何度も聴きました。そうすると郷愁、友情、哀愁などといった様々な感情が湧き上がってきたんですが、同時にそこにはドキドキ感や自由といった不思議な感情も入り混じっていました。普段は感じないようなエネルギーが一度にドッと押し寄せてくるようでした」。
サーシャ・フロロヴァ、エリン・モリアーティと共にこのビデオで主役を演じるジャック・クエイドはこう語った。「僕が演じているのはエヴァンといって、家族が経営する農家で働いていて、アリスとジュリアっていう二人の親友がいる優しい青年です。ジュリアがもうすぐこの地を離れることになって、ずっと前からジュリアに恋をしていた彼は、“彼女が去ってしまう前に気持ちを伝えなければ”と思っている。でも同時に、3人の友情も壊したくないんです」。
このミニ・ドキュメンタリーでは、モンタナ州のさまざまなロケ地で撮影されたシーンで登場人物たちが交わした会話も公開されている。「そもそもこのビデオをモンタナで撮影することになった理由のひとつは、この作品のプロデューサーであるルーク・クロンピアンが生まれ育った土地だったからです」とローレンス・ジェイコブスは明かした。ルーク・クロンピアンも「田舎ではこうやって過ごすものなんです」と、このビデオのストーリーが実生活に基づいていることを付け加えた。
「’Have You Ever Seen The Rain’は僕の子供の頃を思い出させてくれるんです。胸が張り裂けるような想いも。人生は時に辛く、時に美しく、複雑で心が乱されることもある。それでも恐れずに、自分の感情を受け入れて、人生を精一杯生きよう、っていうことを思い起こさせるようなストーリーにしたかったんです。この作品に関われて本当に嬉しいです」とローレンス・ジェイコブスは締め括った。
Written By Paul Sexton
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