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「Without Me」が大ヒットとなったホールジーが新曲「Nightmare」で現代女性のフラストレーションを叫ぶ
2018年10月に発売した「Without Me」が全米1位、300万枚のヒットを記録したホールジー。彼女2019年5月17日に発売したニュー・シングル「Nightmare」のミュージック・ビデオはガールズ・パワーに満ち溢れている。ホールジーによるコンセプトを基に、マシュメロの「Friends」やアリアナ・グランデの「thank u, next」「7 rings」を手掛けた女性監督のハナー・ラックス・デイビスが担当し、モデルのカーラ・デルヴィーニュやスキ・ウォーターハウス、そしてブロンディのヴォーカル、デボラ・ハリーらが出演する、女性だけで作り上げたビデオは下記よりご覧いただける。
「Nightmare」は、“常に笑顔を見せろ”、“体を巧みに使え”などと言われる、現代社会において女性であることへのフラストレーションを映し出した作品である。「いいえ、笑顔は見せないけど、歯なら見せてあげる」とパンクからの影響も伺えるこの曲でホールジーは吠える。「息をさせてもらえるなら、話させてあげる/私は礼儀正しく生きてきたけれど、死体で発見されたくない/ベッドの中で男の言いなりにさせてね」。そしてこう加える。「もう疲れたし、怒りを覚えるけど、誰かがやらなきゃいけないの」。
ホールジーは自身のツイッターでこの曲について、「若い女性たちが奮い立たされることなく、毎晩ステージに立って、マスカラを涙で濡らし、目には稲妻を走らせて、肘と拳を振り上げながら首の血管が浮き上がるまで叫んでいる姿を想像してみて。この曲はあなたについての歌、あなたのための曲」とコメントしている。
ホールジーの現時点での最新アルバム『Hopeless Fountain Kingdom』は2017年にリリースされた。昨年発表した全米No.1シングル「Without Me」のミュージック・ビデオでは恋愛における虐待的な関係性を描き出している。最近では、BTSの最新EP『Map of the Soul: Persona』からのシングル「Boy With Luv」で彼らとコラボを果たし、ビルボード・ミュージック・アワード2019の授賞式ではこの曲の生パフォーマンスを披露した。
この新曲「Nightmare」の解禁に先立って、ホールジーは舌を突き出し、手で口先を無理やり引っ張りながら笑顔を作る自身の顔をフィーチャーしたアートワークを「その辺にいる可愛い女の子、笑顔を見せてくれる?」という皮肉をこめたコメントと共に公開。女性は繊細で、笑顔を見せて、いつでも可愛らしくあるべきだと抑圧する性別的役割を非難していた。
ホールジーは6月1日にカリフォルニア州ロサンゼルス郊外のディニティ・ヘルス・スポーツ・パークで開催され、ジョナス・ブラザーズ、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーがヘッドライナーに決定している“2019 iHeartRadio Wango Tango”に出演する予定だ。
Written By Tim Peacock
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