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アジアのスーパースター、ジェイ・チョウがUMGとの戦略的パートナーシップを締結
ユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)の部門であるユニバーサル ミュージック・グレーター・チャイナは、標準中国語/華語で歌われるポップスであるマンドポップのキングこと、ジェイ・チョウ(Jay Chou / 周杰倫)と彼の名門レコード・レーベルJVRミュージックとの新たな戦略的パートナーシップを発表した。
これにより、ジェイ・チョウの音楽カタログと今後のプロジェクトの世界的な販売・流通が約束されるとともに、JVRミュージックを通じてパトリック・ブラスカ(派偉俊 / Patrick Brasca)や ヤング(曹楊 / Young)などのアーティストを含む同レーベルに所属している新進気鋭のアーティストもサポートすることになる。
また、ジェイ・チョウは、2023年4月6日、7日に神奈川・横浜のKアリーナにて来日公演を行うことも決定している。
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ジェイ・チョウとは
ジェイ・チョウ(周杰倫)は、台湾で生れ、幼少よりピアノやチェロ、そしてクラシック音楽を学び育ったシンガーソングライター兼音楽プロデューサー。音楽以外でも俳優や監督としても活躍している。
2000年にセルフ・タイトルのアルバム『JAY』でデビュー。それ以来、アルバムは売上や批評において目覚ましい成功を収めて、現在までに15枚のアルバムをリリース。今までに中華圏のグラミー賞とも呼ばれる台湾のゴールデン・メロディー・アワードを15回も受賞した記録保持者であり、2003年にはTIME誌が彼を「アジアン・ポップの新しいキング」とも評し、マンドポップ市場における揺るぎない地位を確固たるものにしている。
2022年にリリースされた現時点での最新アルバム『Greatest Works of Art』の発売によって、マンダリン・アーティストとして初めてIFPI(国際レコード産業連盟)グローバル・アーティスト・チャートのトップ10入りを果たしただけでなく、このアルバムは、2022年の世界アルバム・セールス・チャートで1位を獲得。
映画の分野でも、チョウは大きな成功を収めており、監督デビュー作『言えない秘密』(2007年)は数々の賞を受賞し、その後『グリーン・ホーネット』(2011年)や『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(2016年)に出演してハリウッド進出を果たした。
また、日本との関わりも厚く、日本の漫画が原作で2005年に公開された実写映画『頭文字<イニシャル>D THE MOVIE』で主演やテーマ曲と挿入歌も担当、2006年には東京国際フォーラムにて日本初コンサートを実施して、2公演で1万人を動員。2008年にも二夜連続で武道館コンサートを行なっており、2024年4月のKアリーナ横浜公演が3度目の来日公演となっている。
関係者のコメント
Timothy Xu(ユニバーサル ミュージック グレーター チャイナ 会長兼CEO)
「時代の象徴であるジェイ・チョウをユニバーサル ミュージック・ファミリーに迎えることは、計り知れない誇りと興奮を伴います。このパートナーシップは、我々にとって単なるマイルストーンではなく、ジェイの並外れた芸術性と世界的な魅力を称えるものです。私たちは、彼の音楽的レガシーを託されたことを深く光栄に思うとともに、彼の卓越した才能をより多く、世界中の聴衆に紹介する手助けをしたいと考えています」
JR Yang(JVR ミュージックCEO)
「 ユニバーサル ミュージック グループとの戦略的パートナーシップは、ジェイ・チョウとJVRミュージックにとって、マンダリン・ポップ・ミュージックを世界的に向上させるというビジョンに向けた新たな章となります。ユニバーサル ミュージック グループの広範なグローバル・ネットワークを活用することで、チョウの芸術的な影響力と当社アーティスト達の多様性を世界規模で増幅させることができます。私たちはこの提携により文化の境界を超え、私たちが持つユニークな音楽遺産の国際的な存在を確固たるものにできることに興奮しています」
アダム・グラナイト(ユニバーサル ミュージック グループ 市場開発担当/副社長)
「ジェイ・チョウとJVRミュージックをユニバーサル・ ミュージック ・グループに迎えることは、戦略的勝利であり、文化的勝利です。このパートナーシップは、多様な才能を育成し、世界中の聴衆に紹介するという我々のコミットメントをさらに強固なものにします。ジェイの卓越した芸術性とJVRミュージックのクリエイティブな才能は、世界の音楽シーンを豊かにするという我々の使命に完璧に合致しています」
Written By uDiscover Team
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