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マイク・オールドフィールドの名盤『Tubular Bells』50周年記念オーケストラ・コンサート開催決定
マイク・オールドフィールド(Mike Oldfield)が1973年に発売した名盤『Tubular Bells』の50周年を記念したオーケストラ・ショーの新規公演が、イギリスで今年9月に開催されることが発表された。
ヴァージン・レコードとオールドフィールド自身のキャリアをスタートさせたこのアルバムは、2023年5月25日に発売50周年を迎え、翌26日には未発表デモを収録した50周年記念エディションが発売される。
その記念エディションには、2012年に開催されたロンドン・オリンピックの開会式で演奏された「Tubular Bells/In Dulci Jubilo」、2013年に発表されたオールドフィールドとドイツのDJ/プロデューサーのヨークのコラボレート・アルバム『Tubular Beats』に収められていた「Tubular Bells (Mike Oldfield & YORK Remix)」、さらに2017年の『Return To Ommadawn』発表後、新たに取り組んでいた『Tubular Beats』の続編制作のセッションから、今回初出となる約8分の「Tubular Bells 4 Intro」が収録される。
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今回の公演にはマイク・オールドフィールドは参加しないが、本人公認の元、彼の長年のコラボレーターで、1992年にエディンバラ城で行われた「Tubular Bells II」全曲再現ライヴや、2012年に開催されたロンドン・オリンピック開会式で、エリザベス女王による開会宣言の後に「Tubular Bells」のテーマをベースにしたトランペットのファンファーレの演出などを手掛けてきたロビン・スミスがオーケストラの指揮を担当する。ロビン・スミスは次のように述べている。
「このショーは、2021年8月にロイヤル・フェスティバル・ホールで初演され、大好評を博しました。私の見解では、マイクは20世紀に英国が生んだ最も偉大な作曲家の一人です。ミュージシャンたちと共に、この素晴らしい作品を演奏できることは本当に光栄なことです。この作品は、1971年にマイクが作った時のまま、今も新鮮です。新しい聴衆や、私のように聴くたびに魅了される聴衆に、この作品を届ける機会を持てることを大変うれしく思っています。“Tubular Bell”の素晴らしいところは、決して色褪せることがないことです。プログレッシブ・ロック、エレクトロニカ、ブルース、フォーク、ジャズ、クラシックなど様々なジャンルを行き来しながら、その過程でこのようなメロディーの美しさ、ドラマを呼び起こすことができるのです。観客の皆さんからは、たくさんの感涙と、“Tubular Bell”を初めて体験したという素晴らしいエピソードを沢山頂いてます」
コンサートの全日程は以下の通り:
9月13日:ヨーク、York Barbican
9月15日:ウォーキング、The New Victoria
9月16日:ベックスヒル、Bexhill De La Warr Pavilion
9月17日:ケンブリッジ、Cambridge Corn Exchang
9月19日:ダートフォード、The Orchard Theatre
9月21日:ボーンマス、Pavilion Theatre
9月27日:ブラッドフォード、St. George’s Hall
10月13日:サウスサンプトン、Mayflower Theatre
Written By Paul Sexton
マイク・オールドフィールド『Tubular Bells – 50th Anniversary Edition』
2023年5月26日発売
CD / iTunes Stores / Apple Music