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パッツィー・クラインとロレッタ・リンの友情を描いた映画『Patsy & Loretta』予告編が公開
米ケーブルTV局「Lifetime」は、近日公開予定のカントリー界の二人のクイーン、パッツィー・クラインとロレッタ・リンの友情を描いた映画『Patsy & Loretta』の予告編を初公開した。パッツィー・クライン役のメーガン・ヒルティ(ドラマ『グッド・ワイフ』、ミュージカル『9時から5時まで』)とロレッタ・リン役のジェシー・ミューラー(ミュージカル『ウェイトレス』)が主演を務める今作は、今年10月にテレビ公開が予定されている。
二人の歌手のドラマティックな出会いに焦点を当てているこの予告編映像では、当時すでにスター歌手だったパッツィー・クラインが、1961年の重大な自動車事故後に病院で療養していたところ、ロレッタ・リンが彼女のヒット曲「I Fall To Pieces」を歌うのを聴いたことがきっかけとなり、ロレッタとの出会いを求める様子が描かれている。ロレッタ・リンは1932年4月生まれ、パッツィー・クラインも同年9月生まれと、二人は同年輩でもあった。
最初の出会いからすぐに親友になったパッツィー・クラインとロレッタ・リンだったが、この予告編では二人がそれぞれ仕事と家庭において問題を抱えているのも垣間見ることができる。またこの作品は、二人の初めての出会いから僅か2年後となる1963年に、飛行機事故のため30歳の若さで悲劇の死を遂げたパッツィー・クラインの視覚的資料にもなっている。
WebメディアのTV Lineは今作をこう解説している。「彼女たちが初めて出会った時、ロレッタは17ドルのギターで歌手を目指し始めたほぼ無名の炭鉱夫の娘だった一方で、パッツィーはすでにカントリー・ミュージック界を代表する大スターのひとりだった。パッツィーはそんなロレッタをライバルとしてみなす代わりに、彼女をナッシュビルで成功させるために面倒を見ることにした。共にツアーを廻り、夫との問題を通して絆を深め、男性支配の音楽業界において女性であることを同情し合う中で、すぐに二人は親友になった」。
アンジェリーナ・バーネットが脚本を手掛ける今作の監督は、大ヒットTVシリーズ『ナッシュビル』などで広く知られるカーリー・クーリーが務める。さらに、パッツィー・クラインの娘であるジュリー・ファッジとロレッタ・リンの娘、パッツィー・リンも共同プロデューサーとして参加し、血統も注ぎ込まれている。
パッツィー・クラインの夫、チャーリー・ディックを演じるのはカイル・シュミットで、その他の実在の人物として、ジューン・カーター役をエリン・ビュートが、ナッシュヴィルのラジオ局WSMのDJで、グランド・オール・オプリの司会を務めたラルフ・エメリー役をアラン・ウェルズがそれぞれ演じている。
Written By Paul Sexton
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