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TOTOがウィーザーへのお返しに「Hash Pipe」のカヴァーを公開
TOTOが彼らの独自の解釈によってウィーザーの「Hash Pipe」をレコーディングした。この煙立つ演出が施されたカヴァーは、世界的に大きな成功をおさめたウィーザーによる彼らのヒット曲「Africa」と「Rosanna」 カヴァーへの彼らの直接的な返答である。
TOTOのギタリスト、スティーヴ・ルカサーはこう語っている
「ウィーザーが僕たちの古い曲をカヴァーしたって聴いて本当に驚いたよ。彼らのカヴァーはすごく良かったし、まさかそれがヒットするなんて思ってもみなかった。全てはメアリーっていう名前の15歳の可愛い少女から始まったんだ。そこから事が動き出して、彼らが”Africa”を筆頭に僕らの曲を2曲カヴァーしたんだ」
「それから今度は僕たちが彼らの曲のカヴァーをやってみたらいいんじゃないかと思って、彼らの音楽を色々と物色し始めて、沢山聴いているうちにすごく好きになっていったんだ」
「僕の30代の息子はウィーザーのファンだから、彼らが僕たちの曲を2曲カヴァーして、僕たちが彼らの”Hash Pipe”を選んだ事を知って舞い上がってたよ。彼らが生まれる前に、僕たちはもうハッパを吸ってたっていう皮肉めいた意味合いもあるし、最高のメロディーといいグルーヴ感の曲だったからね。とにかくロックな曲がやりたかったんだ。彼らが僕たちの曲をそうしたように、ちょっとだけ僕たち独自のエッセンスを加えたのが、この僕たちのカヴァー・ヴァージョンさ」
「すごく異色のコラボレーションだけど、最高のものは時に予測不可能なことから生まれるんだ。ウィーザーと彼らのマネージャー、ジョナサンのお陰で、彼らのファンは僕たちにとてもナイスなんだ、そうしなくても全然いいのにね。そのうち一緒にクレイジーなマッシュアップ・ライヴをしなくてはと思ってるよ。それから成功を続けていくこともね。みんな、ありがとう、いつか会いましょう。このちょっと愉快なアクシデントを受け止めてくれているファンのみんなには感謝してるよ。僕たちの”Hash Pipe”カヴァーは8月10日に解禁されるんだけど、KROQからは先日録音したティザーに沢山のリクエストをもらってるって聞いてるよ。すごいね!プロデューサーとしてこの企画を立ち上げたスティーヴ・ポーカロに賞賛を!」
TOTOのキーボード、スティーヴ・ポーカロはこうコメントしている。
「”Hash Pipe”のカヴァーは本当に楽しかったよ。僕の近所に住んでいるウィーザー・ファンに、僕たちがどの曲をカヴァーすべきを訊いたら、彼は早口で彼らの代表的なヒット曲5曲を教えてくれて、その後笑顔で’でも”Hash Pipe”を聴きながらフリーウェイを130キロくらいで疾走するほど格別な事はないよ’って言い放ったんだ。それが決断を迫られてた時にずっと頭に残っていてね」
ウィーザーの「Africa」カヴァーはリリースされるや否や、世間と音楽業界は歓喜をもって迎えいれた。iTunesのセールス・チャートで1位を記録し、その後も好調なチャート・アクションが続いている。Spotifyでもヴァイラル・チャートで1位を記録。また、ラジオでは、全米での総オンエア回数が6,269回を突破し、現在オルタナティブ・チャートで1位となっている。現在はビルボードのアダルト・コンテンポラリー・ミュージック・チャートとポップ・チャートを急速に上昇中である。
ロサンゼルスのオルタナティブ・ラジオ局の総本山KROQはこの新曲に纏わるストーリーを盛り上げるために、彼らの「Hash Pipe」音源を一部オンエアした。8月10日にTOTOのカヴァー音源が全音楽サービスにアップされ、全世界へラジオ局へ届けられた。さらに詳しい情報はTOTOのオフィシャルサイトで確認できる。
TOTOは現在彼らの最新ベスト盤『40 Trips Around The Sun』を引っ提げて北米ツアー中である。
Written By Tim Peacock