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1972年にリリースされたシン・リジィ「Whiskey In The Jar」の公式MVが初公開
最初のリリースから50年以上を経て、シン・リジィ(Thin Lizzy)の名曲「Whiskey In The Jar」の公式ミュージック・ビデオが初公開された。
アイルランドの古い民謡をアレンジしたこの曲は、当初バンド自身は気が進まなかったが、彼らのマネージャーの強い要望でレコーディングが行われ、リリース後すぐに全英シングル・チャートで6位まで上昇した。フォワード・スラッシュ・スタジオのデイヴ・ハドソンによって制作されたこの新ビデオのアニメーションを手掛けるのは、グラフィック&モーション・デザイナーのハリー・フレンチ。
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Thin Lizzy – Whiskey In The Jar (Official Music Video)
「Whiskey In The Jar」がリリースされた1972年11月は、シン・リジィにとって極めて重要な時期だった。当時バンドは、前年にダブリンからロンドンに拠点を移した後、バンドは精力的にライヴを行っていたものの、限られた成功しか経験していなかった。
そのほぼ1年後となる1973年9月にリリースされた3作目のスタジオ・アルバム『Vagabonds of the Western World』は、オリジナル・ギタリストのエリック・ベルが参加した最後の作品となった。その後、スコット・ゴーハムとブライアン・ロバートソンが加入し、今やバンドの代名詞とも言える象徴的なツイン・リード・ギター・サウンドの形成に貢献した。
Written By Sam Armstrong
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