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ザ・ウィークエンド、新曲とビジュアルアート作品をNFTオークションで独占販売。最高額は約5400万円
ザ・ウィークエンド(The Weeknd)が、“NFT”(“Non Fungible Token”の略)と呼ばれるブロックチェーン・テクノロジーを活かした音楽業界の最新マーケットにいち早く参入した。
ザ・ウィークエンドは、米国東部時間4月3日、デジタルアート専門のオンラインマーケットプレイス“Nifty Gateway”で開催された期間限定オークションに参加して、新曲とビジュアル・アート作品の独占販売を行った。
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この期間限定セールでは、Strange Loop Studios社とのコラボレーションによって制作された3つのビジュアル・アート作品が競売にかけられ、オークションの参加者は、ザ・ウィークエンドの新曲の一部が使用されているそれぞれのアート作品を対象期間内に数量無制限で入札できるというもの。
また、フルコレクション・オークション後に開催された24時間限定のオークションでは、世界にひとつだけのアート作品が、新曲のフル・ヴァージョンと共に出品。このザ・ウィークエンドの新曲は、今後もストリーミング・プラットフォームなどでは配信されないため、落札者だけが聴くことができることになる(「The Source」と題されたこの作品は最終的に日本円で約5400万円の値がついた)。
今回のNFT参入について、ザ・ウィークエンドは次のように述べていた。
「ブロックチェーンは、門番たちによって歴史的に閉ざされてきた音楽業界を民主化することになるでしょう。僕は音楽ビジネスの古いあり方をファンのために変革する方法を常に模索してきましたが、NFTの出現によって、これまで以上にクリエイターの作品が自分たちの思い通りの条件で見られたり、聴かれたりするようになるのは、非常に喜ばしいことです。僕はこの新たなムーヴメントに貢献するつもりですし、近い将来、音楽業界に浸透していくことになるでしょう」
Nifty Gatewayの共同設立者であるダンカン・コックフォスターは、こうコメントしている。
「ザ・ウィークエンドのNFT参入は、NFTの歴史の中で重要な瞬間となります。現代において最も影響力のあるR&Bシンガーの一人が、この新たなメディアで創作活動を行うことは、NFTスペース全体にとって大きな実証となるでしょう。私たちは、このユニークで美しいコレクションを世界に向けて発表できることを大変嬉しく思っています」
Written By Larisha Paul
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ザ・ウィークエンド『House Of Balloons』
2021年3月21日発売
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