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英国シングルチャート70周年を記念し、各年で最もストリーミングされた曲が公開
1952年以降、各年で毎年リリースされた楽曲のうち、英国で最もストリーミングされた曲が、オフィシャル・チャート・カンパニー、BBC Radio 1、BBC Radio 2によって作成された。このチャートは、1952年に始まった全英チャートを管理しているオフィシャル・チャート・カンパニーの70周年記念の一環として作成されたものだ。
ザ・ローリング・ストーンズ、ニルヴァーナ、ビートルズ、クイーン、エルトン・ジョン、エミネム、ルイス・カパルディなどの楽曲がチャートにランクインしており、ストーンズは1966年に「Paint It Black」で最もストリームされた曲の栄誉に輝き、ザ・ビートルズは1969年に「Here Comes The Sun」でそのタイトルを獲得している。エルトン・ジョンは、1970年の「Your Song」と1972年の「Tiny Dancer」の2曲が最も多くストリーミングされた曲となっている。
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このチャートは、11月11日と12日にBBC Radio 1と2で特別番組として放送され、1952年から1959年までの楽曲は、Radio 2でカイザー・チーフスのリッキー・ウィルソンが司会を務める番組で、1999年までの楽曲は、同局のSounds Of The 60s、70s、80s、90s番組で公開される予定となっている。
20世紀で最もストリーミングされた楽曲は、BBC Radio 1で発表される。2000年から2010年まではVick HopeとKatie Thistletonが、2011年から2022年まではJack Saundersが担当。BBC Radio Pop Networksのコミッショニング・エディター、ロバート・ギャラチャーは今回発表したチャートについて次のように述べている。
「英国オフィシャル・シングル・チャートの70周年を記念して、私たちのお気に入りの曲だけでなく、私たちが共有する文化の歴史を記録することを嬉しく思います。この新しいチャートの発表で、過去のどの名曲が今日の音楽消費者に評価されているか、そしてその魅力がテレビ、広告、ソーシャルメディアへの露出によってどのように促進されるかを見ることは特に魅力的なことです。このチャートは、素晴らしいポップミュージックが時代を超越していることの真の証なのです」
オフィシャル・チャート・カンパニー最高責任者のマーティン・タルボットはこうコメントを寄せている。
「オフィシャル・チャート・カンパニーは、長年のパートナーであるBBCと協力し、英国のオフィシャル・シングル・チャートという愛される機関の70周年を記念して、70曲の素晴らしい楽曲からなるユニークなプレイリストを編集することを誇りに思っています。これは、70年以上にわたるオフィシャル・チャートの歴史に連なる、紛れもない名曲のコレクションであり、英国国民とそのプレイリストの選択によって証明されたものなのです」
70年分のチャートは以下の通り。
1952年:ジーン・ケリー「Singin’ In The Rain」
1953年:ディーン・マーティン「That’s Amore」
1954年:レイ・チャールズ「I’ve Got A Woman」
1955年:リトル・リチャード「Tutti Frutti」
1956年:ジョニー・キャッシュ「I Walk The Line」
1957年:エルヴィス・プレスリー「Jailhouse Rock」
1958年:チャック・ベリー「Johnny B Goode」
1959年:ポール・アンカ「Put Your Head On My Shoulder」
1960年:エタ・ジェイムズ「At Last」
1961年:ベン・E・キング「Stand by Me」
1962年:ソロモン・バーク「Cry To Me」
1963年:ザ・ロネッツ「Be My Baby」
1964年:テンプテーションズ「My Girl」
1965年:フォー・トップス「I Can’t Help Myself」
1966年:ザ・ローリング・ストーンズ「Paint It Black」
1967年:マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル「Ain’t No Mountain High Enough」
1968年:オーティス・レディング「(Sittin’ On The) Dock Of The Bay」
1969年:ザ・ビートルズ「Here Comes The Sun」
1970年:エルトン・ジョン「Your Song」
1971年:ジョン・デンバー「Take Me Home Country Roads」
1972年:エルトン・ジョン「Tiny Dancer」
1973年:ドリー・パートン「Jolene」
1974年:レーナード・スキナード「Sweet Home Alabama」
1975年:クイーン「Bohemian Rhapsody」
1976年:フリートウッド・マック「Go Your Own Way」
1977年:フリートウッド・マック「Dreams」
1978年:アース・ウィンド・アンド・ファイアー「September」
1979年:クイーン「Don’t Stop Me Now」
1980年:クイーン「Another One Bites The Dust」
1981年:ジャーニー「Don’t Stop Believin’」
1982年:TOTO「Africa」
1983年:ユーリズミックス「Sweet Dreams (Are Made Of This)」
1984年:ワム!「Wake Me Up Before You Go Go」
1985年:ブライアン・アダムス「Summer Of ’69」
1986年:ボン・ジョヴィ「Livin’ On A Prayer」
1987年:ホイットニー・ヒューストン「I Wanna Dance With Somebody」
1988年:フリートウッド・マック「Everywhere」
1989年:ビリー・ジョエル「We Didn’t Start The Fire」
1990年:AC/DC「Thunderstruck」
1991年:ニルヴァーナ「Smells Like Teen Spirit」
1992年:レディオヘッド「Creep」
1993年:ハダウェイ「What Is Love」
1994年:ノトーリアス・B.I.G.「Juicy」
1995 年:オアシス「Wonderwall」
1996 年:ブラックストリート「No Diggity feat. Dr. Dre」
1997年:ヴァーヴ「Bitter Sweet Symphony」
1998年:グー・グー・ドールズ「Iris」
1999年:TLC「No Scrubs」
2000年:トップローダー「Dancing In The Moonlight」
2001年:ニッケルバック「How You Remind Me」
2002年:エミネム「Lose Yourself」
2003年:ザ・キラーズ「Mr Brightside」
2004年:マリオ「Let Me Love You」
2005年:アークティック・モンキーズ「I Bet You Look Good On The Dancefloor」
2006年:ザ・クークス「Naïve」
2007年:アークティック・モンキーズ「Fluorescent Adolescent」
2008 年:ジェイソン・ムラーズ「I’m Yours」
2009年:マイリー・サイラス「Party In The USA」
2010年:エミネム「Love The Way You Lie feat. Rihanna」
2011年:アデル「Someone Like You」
2012 年:パッセンジャー「Let Her Go」
2013年:ヴァンス・ジョイ「Riptide」
2014年:エド・シーラン「Thinking Out Loud」
2015年:シーア「Cheap Thrills」
2016年:ジェームズ・アーサー「Say You Won’t Let Go」
2017年:エド・シーラン「Shape Of You」
2018年:ルイス・キャパルディ「Someone You Loved」
2019年:トーンズ・アンド・アイ「Dance Monkey」
2020年:ジョエル・コリー「Head & Heart feat. MNEK」
2021年:エド・シーラン「Bad Habits」
2022年:ハリー・スタイルズ「As It Was」
Written By Rhian Daly
ザ・ビートルズ『Revolver』スペシャル・エディション
2022年10月28日発売
フィジカルは全6形態
① 5CDスーパー・デラックス
② 2CDデラックス
③ 1CD
④ 4LP+7インチ・シングル:スーパー・デラックス
⑤ 1LP
⑥ 1LPピクチャー・ディスク<THE BEATLES STORE JAPAN限定商品>
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