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ザ・キラーズ、新作『Pressure Machine』発売決定。青年時代を過ごした人口5300人の町を歌う
ザ・キラーズ(The Killers)が、2021年8月13日に7枚目のスタジオアルバム『Pressure Machine』を発売することを発表した。この新作アルバムは、昨年リリースされたザ・キラーズのアルバム『Imploding The Mirage』でも一緒に仕事を行ったショーン・エヴェレットとジョナサン・ラドー(Foxygen)がバンドと共同でプロデュースをしている。
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2020年に発売され、高い評価を得ているアルバム『Imploding the Mirage』のプロモーション活動と世界ツアーが、新型コロナウイルスの世界的な蔓延によって中断されたとき、フロントパーソンのブランドン・フラワーズはその時についてこう語っている。
「すべてが止まってしまった。そして、私にとって久しぶりに沈黙に対峙した時でした。その静寂の中から、このレコードは開花し始めた。典型的なキラーズのレコードのノイズにかき消されてしまうような静かな曲がいっぱい詰まっています」
2004年にデビュー・アルバムを発売して以来、世界的なスタジアムを揺らし続けてきたバンドのメンバーであることの容赦ない勢いとプレッシャーが止まったのだ。『Pressure Machine』は、アメリカの小さな町の日常的な現実を、荒々しく厳しい美しさをもって描いた作品であり、ザ・キラーズのこれまでで最も抑制され、共鳴したアルバムに仕上がっているそうだ。
静かで人物像にこだわった新作アルバム『Pressure Machine』は、ブランドンの故郷であるユタ州ニーファイで制作された。ニーファイは、人口5300人、信号機もなく、ゴム工場、小麦畑、ウェストヒルズがある小さな町だ。ここニーファイはブランドンが10歳から16歳を過ごした場所で「自動車産業の進歩がなければ、90年代のネファイは1950年代になっていたかもしれない」と評している。このアルバムの曲は、彼の成長に影響を与えた人々の記憶や話をベースに、現在ニーファイで暮らす人々による町についてのコメントが散りばめられている。
バンドのドラマーであるロニー・ヴァヌッチJr.はこう語る。
「(ブランドンが)子供の頃にニーファイに引っ越した時、何もないところで立ち往生しているという話をしていたです。そしてコロナが蔓延した時には、僕ら全員がまた、何もないところにいるように感じ始めたんです」
同意するフラワーズはこうコメントしている。
「(あの頃に)対処していなかった悲しみを発見したんです。ニーファイで過ごした日々の思い出は、多くが優しいものです。でも、恐怖や大きな悲しみといった感情に結びついているものあった。バンドを始めた時よりも理解が深まったことで、自分が育ったこの小さな町の物語や人生を正当に表現できたと思っています」
ザ・キラーズは、2022年に『Pressure Machine』と『Imploding The Mirage』の2作品をひっさげツアーに出かける予定だ。これらの公演のチケットは、バンドのウェブサイトで現地時間7月23日午前10時に発売される。
Written By Will Schube
ザ・キラーズ『Pressure Machine』
2021年8月13日発売
CD / iTunes/ Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
ザ・キラーズ『Imploding The Mirage』
2020年8月21日発売
CD / iTunes/ Apple Music / Spotify
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