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クイーン結成50年記念映像の2回目はレインボー・シアターで行われた初のヘッドライナー・ライヴ
今月初め、クイーン(Queen)はバンド結成50年を記念して1年間の全50本の映像を公開するビデオシリーズ「Queen The Greatest」を公式YouTubeチャンネルにてスタートした。3月26日に公開された第2弾では、ロンドンの歴史的建造物であるレインボー・シアターで行われた初のヘッドライナー・ライヴが取り上げられている。
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1974年3月31日、クイーンはジミ・ヘンドリックス、ビーチ・ボーイズ、デビッド・ボウイ、エリック・クラプトンといった当時のスターたちがコンサートを行っていた、3000席のレインボー・シアターのステージでパフォーマンスを行った。チケットは1枚1.20ポンドで完売だった。このショーは、まだ若かった彼らのキャリアにおけるターニングポイントとなり、当時最もエキサイティングな新人アーティストの一人としての地位を確立した。
クイーンは、1973年にセルフタイトルのデビュー作をリリースし、グラムロックのモット・ザ・フープルの英国ツアーをサポートするなど、着実にその勢いを増していった。しかし、セカンドアルバム『Queen II』を中心としたヘッドライン・ツアーのオファーは、彼らにとって非常に嬉しい驚きでもあった。ブライアン・メイはこう語っている
「サポートツアーを終えた後、プロモーターのメル・ブッシュが私たちのところに来て、彼は当時かなりのトッププロモーターだったのですが、『君たちは次のツアーでヘッドラインを務めることができると思う』と言ってきたので、とても驚いたんですよ」
「普通ならいくつかのアーティストのサポートをしてファンを増やしてから、ヘッドラインツアーに出るものですから。彼は、ニューキャッスルのシティ・ホールやマンチェスターのフリー・トレード・ホールなど、ロックバンドが行うような定番のギグをリストアップしてくれて、“こういった場所を全部埋めて、最後にレインボーをやろう”と言ってくれたんです」
言うまでもなく、ブッシュは才能を見抜く鋭い目を持っていた。その年の秋に行われた2度目のヘッドライン・ツアー(3rdアルバム『Sheer Heart Attack』前後)では、レインボー・シアターがツアーの重要な拠点になることは間違いなかった。ファンからの要望に応えて追加公演も行われたが、クイーンはここに留まることはなかった。
Written By Sophie Smith
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