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ビートルズ解散直後に公開されたドキュメンタリー『レット・イット・ビー』Disney+で独占配信決定

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The Beatles, ‘Let It Be’ - Photo: Courtesy of Disney+

Disney+(ディズニープラス)は、マイケル・リンゼイ=ホッグ監督が務め、1969年1月にザ・ビートルズが行った“ゲット・バック・セッション”と、彼らの最後のライヴ・パフォーマンスとなった“ルーフトップ・コンサート”の模様を記録した、1970年公開のドキュメンタリー映画『レット・イット・ビー』を5月8日からDisney+で独占配信することを発表した(Update: 日本でも同日配信決定)。同作品の公開は実に50年以上ぶりとなる。

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1970年5月、ザ・ビートルズの解散という衝撃的ニュースが報じられた直後に初公開された映画『レット・イット・ビー』は、今やバンドの歴史の中で正当な位置を占めている。公開当時は暗い視点で受け止められていた同映画は、半世紀の時を経て修復され、エミー賞の複数部門に輝いたピーター・ジャクソン監督のドキュメンタリー・シリーズ『ザ・ビートルズ: Get Back』の中で明らかにされた事実の文脈によって再び脚光を浴びている。

2021年にDisney+で独占配信されたドキュメンタリー・シリーズ『ザ・ビートルズ: Get Back』は、この時のアイコニックな4人組の人間らしさと連帯感を見事に映し出し、音楽史における極めて重要な瞬間を捉えている。

映画『レット・イット・ビー』には、『ザ・ビートルズ: Get Back』では紹介されていない映像が収録されており、1969年1月、キーボーディストのビリー・プレストンが加わり、ザ・ビートルズがグラミー賞を受賞したアルバム『Let It Be』、そしてアカデミー賞を受賞したタイトル曲の作曲やレコーディングを行う様子、そしてグループとして最後の公式ライヴ・パフォーマンスとなったアップルコア社の屋上での“ルーフトップ・コンサート”の模様を見ることができる。

『ザ・ビートルズ: Get Back』の公開により、ファンの間ではオリジナル映画『レット・イット・ビー』の公開を熱望する声があがっていた。マイケル・リンゼイ=ホッグの全面的なサポートのもと、アップルコア社はピーター・ジャクソンの制作会社Park Road Post Production に、オリジナル16mmネガフィルムからの入念な修復を依頼した。マイケル・リンゼイ=ホッグは当時を振り返りこう述べている。

「“レット・イット・ビー”は1969年10月、11月頃には公開準備が整っていましたが、実際に公開が公表されたのは1970年4月のことでした。映画公開の1ヵ月前、ザ・ビートルズは正式に解散を発表しました。それにより、人々は“もう二度とビートルズが一緒にいるところを見ることはできない。あの喜びはもう二度と味わえないのだ”という悲しみを胸に“レット・イット・ビー”を観に行きました。それがこの映画の印象を非常に暗くしたんです。しかし実際、このような名だたるアーティストたちが、彼らの頭に浮かんできたものを曲にするために協力し合う姿を目にする機会は、そうそうあるものではありません。あの屋上では、彼らが再びグループとして演奏することへの興奮や連帯感、純粋な喜びを抱いているのを目にします。そして、今では彼らが誰であり、またどのような存在であるかを完全に理解している上で、それがザ・ビートルズとしての最後の瞬間だったことを知り、少しばかりの感傷を覚えるのです。私が50年前に撮影したすべての映像を使って、ピーターが“Get Back”でできたことに私は打ちのめされました」

ピーター・ジャクソンはこう語っている。

「マイケル・リンゼイ=ホッグの映画“レット・イット・ビー”が修復され、何十年もの間入手不可能だったものがついに再公開されることになり、本当に感激しています。“Get Back”のためにマイケルのアウトテイクを入手できたのは本当に幸運でしたし、“Get Back”の物語を完成させるには“レット・イット・ビー”が必要だとずっと思っていました。私たちは3部作にわたって、マイケルとザ・ビートルズが画期的な新しいドキュメンタリーを撮影している様子をお見せましたが、“レット・イット・ビー”はその実録であり、彼らが1970年に公開した映画なのです。これは50年の時を経てようやく完成した、ひとつの壮大な物語だと考えています。この2つのプロジェクトは互いに支え合い、高め合っているのです。“レット・イット・ビー”は“Get Back”のクライマックスであり、“Get Back”は“レット・イット・ビー”に欠けていた重要な背景を提供しています。マイケル・リンゼイ=ホッグは、私が“Get Back”を制作している間絶えず親切に助けてくれました。彼のオリジナル映画が物語を完結させるのは当然です。1970年の公開当時よりも遥かに見た目も音も良くなっています」

Written By Will Schube


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