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2018年度SXSWのハイライトとなった注目すべきアーティスト7組

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バンド、BBQ、ビールが一挙に集まる今年で32年目を迎えたサウス・バイ・サウス・ウエスト (SXSW) が2018年も3月12日から18日まで、テキサス州の美しい街、オースティンで開催された。

この祭典は開始以来、音楽の枠を超えて拡大してきたが、最新のバンドやレジェンドたちのパフォーマンスは依然としてこの音楽祭の中心であり、今年度のラインナップに掲載されていたパフォーマーの数は2,000組に上った。SXSWは、その始まり以来、少し例を挙げるとザ・ホワイト・ストライプス、ザ・ストロークス、ケイティ・ペリーノラ・ジョーンズ、そしてLCDサウンドシステムといった非常にビッグな米国人アーティストたちだけをブレイクさせてきたわけではない。この数年で、M.I.A.エイミー・ワインハウス、アークティック・モンキーズといった英国出身のアーティストたちも同様にヒットにさせる手助けをし、東アジアや中南米、その他の国のアーティストたちをハイライトしながら、世界的なステージへとその規模を拡大し続けてきた。

この祭典が新しい才能を発掘していることを誇りにすると同時に、こじんまりとした少人数のステージでファンたちがレジェンドたちの演奏を見ることが出来る紹介の場としても役立っている。そこで、オースティンまで足を伸ばせなかった人のために、今年度のSXSWから最高のハイライトを紹介しよう。


 

マックス・リヒター

SXSWのステージに上がるのは初めてだったイギリス出身、コンテンポラリー・クラシックの博識者は確かにこの業界の新人ではない。自身の名前で次々と映画のサウンドトラックを手掛けてきたと同時に、彼には経験を積んでリリースした多数のディスコグラフィーがある。そして、この作曲家は今回、眠りにつくためにベッドに寝転んでいる人々がいる会場で8時間に及ぶ大掛かりな楽曲/眠りのための楽曲「Sleep」を演奏し、北米での初デビューを飾った。

 

ペール・ウェーヴス

もう一組、イギリスの出身で際立つ存在だったのがオルタナティヴ・ダンス・ポップの御用達、ペール・ウェーヴス。彼らは今年度の祭典の中でも最も期待されるグループのひとつとしてオースティンの地にやってきた。マンチェスター出身のこの4人組の最初のシングル「There’s A Honey」はあっという間にヒット曲となったが、そのプロデュースはレーベル・メイトであるバンドThe 1975のマシュー・ヒーリーとジョージ・ダニエルが手掛けたものだった。人気急上昇となったバンドは、彼らのデビューEP「All The Things I Never Said」をリリースしながら、彼らにとって重大となる年に向けて準備中である。Radio 1のブリティッシュ・エンバシー・ショーケースより、彼らが演奏した「Heavenly」を是非聴いてみて欲しい。

 

タンク・アンド・ザ・バンガズ

アメリカの公共ラジオ放送、NPRのタイニー・デスク・コンテストを受賞後、ニューオリンズ出身のファンク・グループは彼らの曲「Quick」と共に一夜にしてセンセーションを巻き起こし、その後、ヴァーヴの非ジャズ系レーベル、ヴァーヴ・フォアキャストと結んだ。ファンク、R&B、そしてバウンス・ミュージックの聖なる融合によって、グループはSXSWのステージに伝染しそうな彼らのエネルギーをもたらす。4月21日のレコード・ストア・デイにリリースされる彼らの『Live Vibes』をお見逃しなく。

 

ドクター・オクタゴン

SXSWは珍しい再結成があることでも有名で、今年度も同様だった。22年の時を経て、ヒップ・ホップのレジェンド、クール・キースとダン・ジ・オートメイター、DJキューバートはドクター・オクタゴンとして再結成、そして発売予定の『Moosebumps: An Exploration Into Modern Day Horripilation』を発表した。このアイコニックな集団はSXSWのステージにて、クラシックな名曲 「Blue Flowers」 や彼らの新しいシングル曲「Area 54」などを披露した。

 

G・フリップ

ほんの一枚のシングルしかリリース歴のないメルボルン出身のシンガー・ソングライター、G・フリップとして知られるジョージア・フリーポは、すでにオースティンから飛び出した最も話題のアーティストの一人である。エレクトロ・ポップとエリア・ロックが完璧に調和している彼女の曲「About You」はとにかく耳にこびりついて離れない音を奏でる。オフィシャルのミュージック・ビデオ「About You」はここから視聴可能。

 

ナサニエル・ラトリフ & ザ・ナイト・スウェッツ

ニュー・アルバム『Tearing At The Seams』をリリースしたばかりのナサニエル・ラトリフ & ザ・ナイト・スウェッツは今回のオースティンで大観衆を集めたソウル/R&B/ロック集団である。デンバー出身のグループは常にトリを務めていたわけでもなく、その名を知られるようになるまでは何年もの間、音楽祭で演奏する時間をかなり費やしてきた。彼らの新しいシングル曲「You Worry Me」はここから視聴できる。

 

ザ・ルーツ、ラプソディ & ダーモット・ケネディ

フィラデルフィア出身のベテラン・ヒップホップ・グループ、ザ・ルーツはSXSWを彼らの3度目となるザ・ルーツ & フレンズSXSWジャム・セッションで締めくくった。例のごとく、グループが共演する選りすぐりのラインナップには、グラミー賞にノミネートされたMC・ラプソディ、ダブリン出身のシンガー・ソングライターのダーモット・ケネディ、リュダクリス、タンク・アンド・ザ・バンガーズ、そしてシークレットのスペシャル・ゲストらである。ここからダーモット・ケネディの最新シングル「Young & Free」が視聴可能。

その他今年のSXSWから誕生した注目の新人アーティストたちのリストはこちら:
Natalie Prass
Liza Anne
Superorganism
Frank Turner
Margaret Glaspy
Rhys Lewis
Bishop Briggs
Ider

Written by Laura Stavropoulos


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