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最新作『Duets』を発売したスティングが、NPRタイニー・デスク・コンサートで3曲を披露
スティング(Sting)が2021年3月19日にリリースしたデュエット・アルバム『Duets』を記念して、米公共放送NPRの人気企画タイニー・デスク・(ホーム)・
オープニングは、ベナン出身のアーティスト、シラジーとのデュエットで、1987年に発表したスティングのヒット・シングル「Englishman in New York」の歌詞の一部を“African in New York”にアレンジしたハイブリット・ヴァージョン「Englishman/African in New York」を軽快なビートに乗せてパフォーマンス。
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1曲目が終わると、2人は同じ空間で共演できることの喜びを共有し、スティングはこう語った。
「この1年は、ずっと一人だけで演奏していました。それが音楽のいいところで、それでも人と繋がることはできるんですが、実際に同じ部屋で誰かと一緒に音楽をやると、まったく違う化学反応が起こるんです」
シラジーは、新型コロナウイルスのパンデミック中にこの曲をカヴァーしたことがきっかけで、突如スティングと共演することになった、その状況について、(パンデミックよりも)さらに非現実的で「少しばかりクレイジーなこと」だったと自身の心境を明かし、スティングはこう語っている。
「僕が書いた曲を基に、他のアーティストがより良いものにしたり、別のものにアレンジしてくれるのは、いつだって楽しいことなんです。僕をワクワクさせてくれます」
現在、ニュー・アルバムをレコーディング中のスティングは、次に1993年のヒット曲「If I Ever Lose My Faith in You」のアコースティック・ヴァージョンで、最後に1987年の『Nothing Like the Sun』からの「Sister Moon」を披露した。
先週3月19日、スティングは最新アルバム『Duets』をリリース。同アルバムには、彼の長いキャリアからの名デュエットやコラボレーション全17曲を収録しており、アルジェリア発祥の音楽“ライ”のシンガーソングライターのシェブ・マミをはじめ、シャギー、ズッケロ、エリック・クラプトン、ハービー・ハンコック、メアリー・J. ブライジ、フリオ・イグレシアス、ジャズ・シンガーのメロディ・ガルドーなど、幅広いジャンルからの多彩な顔ぶれが参加している。
Glide Magazineは、アルバム『Duets』を、「(スティングの)過去の作品に不朽の名声を与えた手腕と勢いを誇りながら、多様なジャンルからのインスピレーションを取り入れた優雅なデュエットの遍歴」と紹介し、 インディペンデント紙は、同アルバムを「スティングが長年コラボレーションを続けているだけでなく、新たなアーティストと共演する度に、相手を輝かせ、その曲を彼ら自身のものにもしてもらうために、ちょうど良いバランスをとっていることをあらためて気づかせてくれる作品」と評している。
Written By Sophie Smith
スティング『Duets』
2021年3月19日発売
CD / LP
日本盤のみSHM-CD仕様 / スティングによる全曲解説・日本語訳付、解説/歌詞・対訳付
DVD付デラックス盤:UICY-79483 / 3,500円+税 / DVD収録内容:インタヴュー映像他
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