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スティング、エルヴィス・コステロ、k.d.ラングらがレナード・コーエン・トリビュート・コンサートに出演
2017年11月7日に行われた “Tower Of Song: A Memorial Tribute to Leonard Cohen”には、スティング、k.d.ラング、ラナ・デル・レイ、エルヴィス・コステロ、コートニー・ラヴ、そしてカナダの首相ジャスティン・トルドーと妻のソフィー・グレゴワ=トルドーなど、約24人にも及ぶ著名人が参加した。スターだらけのイヴェントはモントリオールのベル・センターで開催され、多大なる影響を与えた詩人であり、ソングライター、レナード・コーエンの1周忌に故人を偲んで行われた。
その他に、ファイスト、ザ・ルミニアーズのウェスリー・シュルツとジェレマイア・フレイテス、ボーンズ、ベティ・ラヴェット、ダミアン・ライス、ロン・セクスミス、クール・ドゥ・ピラート、パトリック・ワトソン、ウェブ・シスターズ、レナード・コーエンの長年のコラボレーターだったシャロン・ロビンソンと息子のアダム・コーエンが参加した。
カナダの首相のトルドー夫妻は、自身の結婚式のファースト・ダンスに選んだ曲がレナード・コーエンの「I’m Your Man」だったと話した。「レナードは卓越したカナダ人で、偉大なるモントリオール人でした」とカナダの首相は語った。
フル・オーケストラがバックをつとめたスティングは「Dance Me to the End Of Love(邦題:哀しみのダンス)」で幕を開け、k.d.ラングは前半を「Hallelujah」で終わらせた。そしてコンサートの最後は、アダム・コーエンが父の曲の中で最初に演奏できるようになったと話した「Coming Back to You」を披露した。
感情的な一夜でのその他のハイライトといえば、ロン・セクスミスの魅惑的な「Suzanne」、エルヴィス・コステロのブルージーで社会や政治色が濃い「The Future」、そしてダミアン・ライスは「Famous Blue Raincoat」を演奏し、その感動的なワルツをまるで親密な懺悔のように歌い上げた。コンサートはハル・ウィルナーがプロデュースした。
レナード・コーエンも一晩中バーチャルな形で登場した。畏敬の念に満ちた「A Thousand Kisses Deep」のパフォーマンスのビデオもあり、また「Tower of Song」ではウィリー・ネルソン、セリーヌ・ディオン、ピーター・ガブリエル、クリス・マーティン、そしてレナード・コーエン自身が順に歌った映像も上映され観客を喜ばせた。
「私にとって、詩は人生の証拠であり、人生そのものではない」というレナード・コーエンの音声がその後に流れた。
レナード・コーエンは2016年11月7日に82歳で亡くなった。このコンサートは、Canada council for the Arts、Council of Arts and Letters of Quebec、Montreal Arts Councilのためのチャリティー・コンサートとして開催された。
Written by Tim Peacock