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スティーヴィー・ワンダー、4年ぶりの新曲にこめた想い “全ての混乱や対立は心の傷にしかならない”
スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)が、アリアナ・グランデとの楽曲「Faith」以来となる4年ぶりの新曲「Can’t Put It in The Hands of Fate」と「Where Is Our Love Song」の2曲を2020年10月13日に同時にリリースした。
どちらもスティーヴィー・ワンダーが作詞作曲とプロデュースを担当し、自身の新レーベル「So What The Fuss Music」からリリースされている。
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「Can’t Put It In the Hands of Fate」には、ラプソディー、コーデー、チカ、バスタ・ライムスという、ヒップホップ界から4人のアーティストが参加。ジャンルや世代を超えたコラボレーションは、この曲が求める行動の必要性について示している。
グラミー賞受賞ギタリスト、ゲイリー・クラーク・ジュニアをフィーチャーした「Where Is Our Love Song」は、世界が歴史的課題に直面している今、何が必要なのかを明らかにした楽曲。「希望の言葉、平和への祈り、そして切実に求められている愛の歌は、一体どこにあるか?」という問いを、リスナーに投げかけている。
スティーヴィー・ワンダーは新曲発表後に行われたヴァーチャル記者会見にて、「Can’t Put It In the Hands of Fate」は数年前に書いた時にはラブソングにしようと思っていたものだったが、混乱の状況が続く今こそこの曲を作り上げるべきだと思ったと次のように語っている。
「今が最も重要な時期だということに思い立った。… 黒人や有色人種だけでなく、どこの国の若者も『今の状況は受け入れられない』と思っている… 変化は今起きているんだ。運命に任せるわけにはいかない。誰も待っている暇はないんです」
一方、「Where Is Our Love Song」のメロディは、スティーヴィーがまだ18歳の時に書かれたもの。彼がこの曲に再度手を付けようと思い立ったのは「すべての混乱や憎しみ、そして東西や左派・右派の対立。それはただの心の傷にしかならない」という思いからであり、愛と平和と団結の必要性について考えるべき今こそ世に出すべきだと思ったと語っている。このバラードにはグラミー賞を4度受賞したギタリスト、ゲイリー・クラーク・ジュニアが参加している。
スティーヴィーはその記者会見で新型コロナウイルスにも触れ、「この恐ろしいウイルスの治療法を見つけることを運命の手に委ねることはできません…私たちが前向きにエネルギーを注ぐことで、解決策を見つけることができるはずです」と語り、パンデミックの中で十分なサービスを受けていないコミュニティを支援するために、「Where Is Our Love Song」からの収益は全て、米国を拠点とする非営利団体「フィーディング・アメリカ」へ寄付することも発表している。
Written By Sophie Smith
スティーヴィー・ワンダー新曲2曲同時配信
2020年10月13日配信
「Can’t Put It in the Hands of Fate feat. Rapsody, Cordae, Chika & Busta Rhymes」
iTunes / Apple Music / Spotify / Amazon Music
「Where Is Our Love Song feat. Gary Clark Jr」
iTunes / Apple Music / Spotify / Amazon Music
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