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グラディス・ナイト&ザ・ピップスのヒット曲を手掛けたジム・ウェザリーが逝去。その功績を辿る
グラディス・ナイト&ザ・
*ミュージック・ロウ:テネシー州ナッシュビルのダウンタウンの南西の地域にあり、カントリーミュージック、ゴスペル、コンテンポラリー・
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1943年にミシシッピ州ポントトックで生まれたジム・ウェザリーは、青春時代にアメリカン・フットボールと音楽に情熱を注ぎ、その二つを両立していた。彼はミシシッピ大学のスター・クォーターバックとしてチームを全米選手権に導くことに貢献した一方で、バンドで演奏したり、シンガーソングライターとして最初期の作品をこの時期に書いている。大学卒業後、音楽の道を選んだ彼は、ロサンゼルスに移住した。
ジム・ウェザリーが生んだ最初の大ヒット作は、1972年に全米R&Bチャートで首位、全米シングル・チャートでも2位を獲得したグラディス・ナイトの「Neither One Of Us (Wants To Be The First To Say Goodbye)」で、同曲は彼女にグラミー賞の“最優秀R&Bヴォーカル・パフォーマンス(デュオ、グループ、もしくはコーラス)部門”をもたらした。
しかし、ジム・ウェザーリーを人気作家にしたのは、グラディス・ナイト&ザ・
その後もクリエイティヴなパートナーシップを続けたジム・ウェザリーとグラディス・ナイトは、1974年に「Best Thing That Ever Happened To Me」で再びR&Bチャート1位のヒットを記録し、12曲以上のコラボ作品を世に送り出していった。
グラディス・ナイトは自身のツイッターで次のように追悼を捧げている。
「ジム・ウェザリーが恋しいです。彼の作品は人生と愛についてでした。‘Neither One of Us’と‘Midnight Train’で、彼がグラミー賞を受賞した時のことを覚えています。私たちの出会いは運命的でした。私たちは共に成長してきました。彼がいなくなるのはとても寂しいですが、これからもずっと愛しています」
1980年にナッシュビルへと移住したジム・ウェザリーは、その地でグレン・キャンベル、ガース・ブルックス、ケニー・ロジャース、ニール・ダイアモンド、ブレンダ・リー、ケニー・チェズニーといった著名アーティストたちの作品を手掛けていく。
その長いキャリアの中で、シンガーソングライターとしてソロ活動にも力を注いでいたジム・ウェザリーは、1972年から2008年にかけて、1974年の『The Songs of Jim Weatherly』、1975年の『Magnolias & Misfits』、そして自身最後の作品といった『Autumn Lights』を含む、通算11作のソロ・アルバムをリリース。1974年の「The Need to Be」、1975年の「I’ll Still Love You」、1977年の「All That Keeps Me Going」などのシングルは、カントリーとポップの両チャートでヒットを記録している。
チャーリー・モンクは、ジム・ウェザリーの遺族に代わって次のような声明を発表した。
「ジムが“ソングライターの殿堂”入りした時、私は、“彼は私がこれまで知る人の中で最も立派な人物かもしれません”と彼を紹介しました。彼はタバコやアルコールを口にしたことがなく、人を罵ったりすることもありませんでした。私が唯一聞いた彼の罵声といえば、“チャーリー、歩いて!”でした。彼はおそらく、この町にやってきた最も才能のあるソングライターのTOP5に入る人物でした」
ジム・ウェザリーの功績は、その半世紀に及ぶ長いキャリアを通じて広く称賛されてきた。2014年に、“ソングライターの殿堂”入りを果たした他、2006年に“ナッシュビル・ソングライターの殿堂”入り、2011年に“ミシシッピー・ミュージシャンの殿堂”入り、そして2014年にはミシシッピ州から、卓越した音楽性が讃えられガヴァナーズ賞が授与されている。
Written By Sophie Smith
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