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スロウタイの最新アルバム『TYRON』が全英チャートで初登場1位を獲得
イギリス・ノーサンプトン出身のヒップホップ・アーティスト、スロウタイ(Slowthai)のセカンド・アルバム『TYRON』が最新の全英チャートで初登場1位に輝いた。アルバム『TYRON』は、フー・ファイターズ、、ペール・ウェーブ、デュア・リパといった並み居る強豪を抑え、2位のアルバムに8,000枚以上の差をつけての1位獲得となった。
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2021年2月12日にリリースされたアルバム『TYRON』は、イギリスで最多ストリーミング数を記録しただけでなく、16,940枚を売り上げたフィジカルCDチャート、アナログ盤チャート、レコード・ストア・チャートでも軒並み1位を記録。
先日スロウタイは、“Apple Music Home Session”のために自宅で録音を行い、自身のトラック「adhd」と、エリオット・スミスが1995年に発表した「Needle in the Hay」のアコースティックなカヴァーを披露していた。両音源はこちらでお聴きいただける。
彼はこれらの楽曲について、「2つの楽曲の歌詞は僕にとって意味がある。‘adhd’は、内向的な曲だから。そして、‘Needle in the Hay’は、憂鬱な日々から何度も俺を救ってくれたから」と語っている。
また彼は、ローリングストーン誌との最近インタビューの中で、最新アルバム『TYRON』について次のように明かしていた。
「僕はおそらく、そこまで激しい感情を伴わない音楽を作るのに向いている。人生の中で、怒りみたいなものをさほど感じない時期に来ているので、ただ大袈裟に何かを表現するよりも、よりソフトな曲を書いて、自分の人生で実際に起きている問題について語る方が簡単なんです。物事には2つの異なる側面があり、人間には2つの異なるタイプいるということを表現したかっただけです」
アルバム『TYRON』からは、これまでに「NHS」、「Vex」、ラッパーのスケプタをフィーチャーした「Canceled」、ジェイムス・ブレイクをフィーチャーした「Feel Away」、そしてエイサップ・ロッキーをフィーチャーした「Mazza」という5枚のシングルがリリース。また、スロウタイは、小規模な独立系ライヴ会場を中心に巡るUKツアーを発表し、グラスゴー、リーズ、バーミンガム、オックスフォード、サウサンプトン、そして秋にはロンドン公演が予定されている。
Written By Jeff Terich
スロータイ『TYRON』
2021年2月5日発売
iTunes / Apple Music / Spotify
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