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マーティン・スコセッシが監督するニューヨーク・ドールズのデヴィッド・ヨハンセンのドキュメンタリー映画の制作が発表

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Photo: Richard Creamer/Michael Ochs Archives/Getty Images

米テレビ局のShowtimeは、マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)が、デヴィッド・ヨハンセン(David Johansen)の人生と音楽キャリアを描くドキュメンタリー映画の監督を務めることを発表した。

エミー賞ノミネート歴を誇るデヴィッド・テデスキ(David Tedeschi)が共同監督を務める今作では、独創性に富んだパンク/グラムロック・バンド、ニューヨーク・ドールズ(New York Dolls)のフロントマンとして活躍した時代を含む、デヴィッド・ヨハンセンのこれまでの音楽キャリアを幅広く紹介する。

ニューヨークのスタテンアイランド出身で、イースト・ビレッジで音楽活動を始めた10代の頃から、彼をアイコンとして知らしめたニューヨーク・ドールズのフロントマンとして名声を上げるに至るまで、デヴィッド・ヨハンセンの人生を深く掘り下げる同映画は、80年代のラウンジ・シンガーとしての別名義、バスター・ポインデクスターやフォーク・ブルース・プロジェクト、ハリー・スミスなど、彼が関わってきた音楽活動を広範囲に記録している。

マーティン・スコセッシは声明の中で次のように述べている。

「私は何十年も前からデヴィッド・ヨハンセンを知っていて、映画“ミーン・ストリート”を製作していた頃に、ニューヨーク・ドールズを聴いて以来、彼の音楽はずっと私の試金石となっています 。当時も今も、デヴィッドの音楽はニューヨークのエネルギーと興奮を捉えています。私は彼のパフォーマンスをこれまでに何度も観てきましたが、長年かけて彼の音楽的インスピレーションの深さを思い知らされました。昨年、カフェ・カーライルでの彼のライヴで、彼の人生と音楽的才能の驚くべき進化を間近で目にした後に、この映画を撮らなければならないと感じました。私にとってあのショウは、ライヴ音楽体験における真の意味でのエモーショナルな可能性を捉えたものでした」

現代を代表する映画監督の一人であるマーティン・スコセッシは、過去にザ・バンド、ザ・ローリング・ストーンズ、ボブ・ディランなどのドキュメンタリー作品を手掛けてきた。

ニューヨーク・ドールズの創設メンバーであるデヴィッド・ヨハンセンと彼のバンド・メンバーは、ザ・ローリング・ストーンズのダーティなロックンロール(とミック・ジャガーの中性的な魅力)やガールズ・バンドのポップさ、ザ・ストゥージズのアナーキーなノイズ、デヴィッド・ボウイやT・レックスのグラム・ロックをベースに、他に類を見ないユニークなサウンドをつくり上げた、パンク・ロックのゴッドファーザーの一人として知られている。

New York Dolls – Personality Crisis

 

彼らの派手なパフォーマンスは、ニューヨークやロンドンでこぞってパンク・バンドを始めた世代のミュージシャンたちに影響を与えた。ニューヨーク・ドールズとしての活動期間は短かったものの、最初の2作のアルバムは、ロック史上最もカルト的人気を誇る作品であり続けている。

Written By Sophie Smith



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