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ザ・ローリング・ストーンズがJazz Awardsで最優秀アルバム賞を受賞
ザ・ローリング・ストーンズが今年の名門Jazz Awardsにサプライズ・ゲストとして登場した。不朽のロック・レジェントはこのイベントで、2016年に発売され高い評価を得た『Blue & Lonesome』の最優秀アルバム賞を含む2部門の賞を受賞した。
この授賞式は2017年4月25日にロンドン・ショウディッチのタウン・ホールで実施され、ミック・ジャガー、ロニー・ウッド、チャーリー・ワッツが出席した。
一般投票により選ばれた賞を受賞したバンドを代表し、「俺たちは、昔ロンドンのクラブで演奏することからキャリアをスタートさせた。そのクラブはみんなジャズ・クラブだった」とミック・ジャガーが思い出しながら語った。
「俺たちが演奏したジャズ・クラブは、ブルースを演奏しようとすると俺たちをけり出したものさ。なんだか物事が一周した気がするよ」と投票したJazz FMリスナーに感謝しつつ、付け加えた。
バンドが賞を受け取った後、『Blue & Lonesome』の共同プロデューサーであり、ブルーノートのプレジデント、ドン・ウォズがザ・ローリング・ストーンズを称えてヴィデオ・メッセージをとどけた。その中で、彼はザ・ローリング・ストーンズを「マイクの前でもっとも働く才能のあるミュージシャンだ」と表した。
ロンドンでたった3日間で録音された『Blue & Lonesome』は昨年秋にイギリスでチャート1位を獲得。全米アルバム・チャートでも4位を獲得し、バンドにとって37枚目のトップ10入りアルバムとなった。
ザ・ローリング・ストーンズは最優秀ブルース・アーティストも受賞しており、ミック・ジャガーは、彼らのレーベル、ユニバーサル、そして特にイギリスのチェアマンCEOのデイヴィッド・ジョセフのプロジェクトに対するサポートに感謝をささげた。
「『これは少しマイナーで、ニッチなものだと思う』と俺は言ったんだ」とミックは回想する。「かれら(ユニバーサル)はこういったんだ。『これは素晴らしいアイディアですよ。ぜひ、リリースしましょう、みんなきっと気に入りますよ』ってね。だからこれをプッシュしてくれた彼らには感謝したい、そしてこのアルバムを聴いて僕らをヘルプしてくれたみんなにも感謝したい」
ザ・ローリング・ストーンズの2部門受賞に加え、イギリスのミュージシャン、エヴァン・パーカーから人生を通じてのジャズ・ファン、チャーリー・ワッツに、ジャズとブルースへの貢献に対するJazz FMゴールド・アワードが手渡された。