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リック・ジェームスの波瀾万丈な人生を描いた新ドキュメンタリー映画の予告編映像が初公開
“パンク・ファンク”を独自の路線で切り拓いた元祖モータウン最後の世界的アーティストの一人、リック・ジェームス(Rick James)の波瀾万丈な人生を描いた新ドキュメンタリー映画『Bitchin’: The Sound and Fury of Rick James』の予告編映像が初公開された。
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現在ニューヨークで開催中のトライベッカ映画祭でプレミア上映され、米ケーブルTVチャンネル“Showtime”での放送が予定されている(放送日は未定)この映画の予告編では、リック・ジェームスが、従来の要素にポップな感性を取り入れることで、いかにしてファンク・ミュージックの流れを変えることに貢献したのかが紹介されている。その画期的なアプローチによって、商業的な成功を収め、パーラメントといったライバル・グループたちを凌駕していった彼の功績について、元Pファンクのベーシストであるブーツィー・コリンズは、「ファンクと戦争においては、すべてが公平なのです」と語っている。
この映画を手掛けるプロデューサー陣によると、リック・ジェームスのコンサートの映像、未公開のホームビデオ、彼のアーティスト仲間やバンドメイト、友人たちへの新しいインタビュー映像と共に、リック・ジェームズ本人の過去のインタビュー映像をフィーチャーした今作は、その波乱に満ちた人生の中で、彼の名刺代わりとなった“パンク・ファンク”に焦点を当てているという。
監督を務めるサシャ・ジェンキンスは、公式声明の中で次のように述べている。
「リック・ジェームズの “ワイルド “な一面は、しばしば彼の天才的な音楽性を覆い隠してしまいがちですが、彼の人生という方程式は、すべての要素の組み合わせで成り立っているのです。私たちが目指したのは、夢を追いかけ、少なからず悪魔につきまとわれた輝かしいアーティストのバランスのとれた肖像画を描くことでした。一方で、彼がファンクやポピュラー音楽、文化に与えた影響は他に類を見ないものであり、彼が最終的に頂点を極めるまでの過程は、どんな純度の高いコカインの恍惚感よりもはるかに人々を魅了するのです」
2004年に急逝したリック・ジェームスは、『Street Songs』(1981年)や『Cold Blooded』(1983年)などのアルバムで、全世界で何百万枚ものセールスを記録し、“キング・オブ・パンク・ファンク”としての輝かしいキャリアを築いた。
「Super Freak」での“最優秀男性ロックボーカルパフォーマンス賞”、「Street Songs」での“最優秀男性R&Bヴォーカル・パフォーマンス賞”を含む、過去3度のグラミー賞にノミネートされたリック・ジェームスは、「Super Freak」がサンプリングされたMCハマーのアイコニックなヒット曲 「U Can’t Touch This」で“最優秀R&Bソング賞”を受賞している。
Written By Sam Armstrong
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