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ビーチ・ボーイズの新たなBOXセット『Sail On Sailor – 1972』が各メディアで大絶賛
ビーチ・ボーイズ(Beach Boys)の1972年のアルバム『Carl and the Passions – “So Tough”』と1973年の『Holland』時代のレコーディングに焦点を当てた、新たなボックス・セット『Sail On Sailor – 1972』がリリースされ、批評家たちが賞賛している。
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Spin誌では、ジョン・ポール・ブロックが次のように評している。
「デモやアウトテイクに加え、初の公式リリースとなるデニス・ウィルソンが手掛けた人気曲“Carry Me Home”など、驚異の80曲もの未発表音源を収録した、ファンなら入手必至の作品だ。そしてこれらの音源はすべて、ビーチ・ボーイズの継続的成功の2つの秘密、彼らがとてつもない創造性に溢れたライヴバンドであること、そして平等主義のソングライター集団であるということを解明するものだ」
Goldmine誌のレビューにはこう書かれている。
「長らく“Carl and The Passions”や“Holland”を聴いていないファンは、このセットで新たな魅力を発見するだろう。これらの舞台裏の未発表音源は、アルバムに新しい視点を与えてくれる。“Sail On Sailor – 1972”は、全120曲を収録、そのうち80曲は未発表音源となる6CDボックス・セットの他、リマスタリングされた“Carl And The Passions”と“Holland”に12曲の未発表ボーナス・トラックを収録した2CDデラックス・エディション、オリジナル・アルバム2作に”Mount Vernon and Fairway”の7インチEPをバンドルした2LP+1EPなど全6形態で発売中だ。2LP+1EPのパッケージには、ビーチ・ボーイズ愛好家ハーウィ・エデルソンによるライナーノーツや“Holland”の制作秘話を掲載した16ページのオリジナル宣伝本の複製も同梱されている」
また、Mojo誌はその内容を「魅力的で素晴らしい音楽」と称し、Uncut誌はこのセットを“リイシュー・オブ・ザ・マンス”に選び、Record Collector誌は「バンドとしてのビーチ・ボーイズのリバイバルを捉えている。彼らを見捨てたカウンター・カルチャーの聴衆を新旧の音源で改心させる自信を持った恐るべきライブ・アクト」と評している。
他にもVintage Rock誌は「ビーチ・ボーイズ完全主義者にとって購入必至のアイテム」と呼び、 Shindig! 誌はこの作品を「ビーチ・ボーイズの犯罪的なまでに最も過小評価されている2作のアルバムの時代をカバーする広大で充実したコレクション」と紹介している。
Written Paul Sexton
ビーチ・ボーイズ『Sail On Sailor – 1972』
2022年12月2日発売
日本盤6CD / 日本盤2CD / iTunes Stores / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
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