News

ラムシュタイン、10年ぶりの新作発売記念で「巨大マッチ」を載せたトラックが登場

Published on

5月 17, 2019

ドイツが誇る世界的モンスター・バンド＝ラムシュタイン。2009年『Liebe ist für alle da (邦題:最愛なる全ての物へ)』以来10年ぶり7枚目の新作が本日（2019年5月17日）リリースされ、本国ドイツでは発売と同時にiTunes総合チャートで1位、アメリカでも総合1位を記録、イギリスでも総合2位。日本でもiTunesメタルチャート1位、ロックチャート3位を記録した。

3月27日にアルバム発売情報が発表され、先行シングル「Deutschland」とそのミュージック・ビデオがリリースされると、この日を待っていた世界中のファンに熱狂的に迎えられ、ドイツのiTunesの総合ソングランキングでは配信直後で1位を獲得。9分間以上の大作となっているミュージック・ビデオは、中世からホロコースト、第二次世界大戦、そしてベルリンの壁など、ドイツの歴史を描いているもので、YouTubeでは年齢制限がかかっているが現時点で約5,000万回視聴されており、その現象的なカムバックを象徴している。4月26日にはセカンド・シングル「Radio」がリリース。先行公開2曲の音源とビデオの総再生回数は現在までに1億回を超えている。海外ロック・メディアのLoudwireは、「ラムシュタインのカムバックと新曲のリリースは2019年のメタル界で最大の現象だ」と評している。

Rammstein – Radio (Official Video)

また、新作発売を祝して、発売日の5月17日から25日まで、彼らの母国ドイツとオランダ、ベルギー、ポーランド、オーストリアの主要都市をラムシュタイン・トラックが走ることが決定。アルバムのジャケットにもなっているマッチがトラックに搭載され、SNSではそのトラックの制作の様子が少し公開されている。さらにこの新作を携え、5月27日から8月23日までヨーロッパ・スタジアム・ツアー30公演を行うことも決定している。

発売にあわせて日本公式サイトには2曲の歌詞・対訳も掲載された（日本盤CDには全曲歌詞・対訳が収録）。

ラムシュタインは1994年バンド結成、1995年にデビュー・アルバムをリリースしてから、メンバーは不変の6人組で、全世界で2,000万枚以上のセールスと2.5億回以上のストリーミング再生回数を記録し、グラミー賞に2回ノミネートされている。インダストリアルなメタル・サウンド、ショッキングなビデオ、オカルト的イメージ、火炎放射機を使った派手なライヴが評判を呼び、世界に強烈なインパクトを与えている。