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フレディは観客との掛け合いの達人。クイーン最新ウェビソードで1982年の貴重映像が公開
50年に及ぶクイーン(Queen)のキャリアから、貴重な蔵出しライヴ映像や、最新パフォーマンス、舞台裏を明かすインタビュー等を50週にわたって紹介していくバンドの最新ウェビソード・シリーズ『Queen the Greatest Live』。
新たに公開された第32話「Vocal Games:ミルトン・キーンズ・ボウルでの観客との掛け合い」は、フレディ・マーキュリーは観客との掛け合いの達人であり、その能力は観客の数が多ければ多いほど発揮されることを証明するライヴでの瞬間を紹介している。
1982年にUKのミルトン・キーンズ・ボウルで行われたクイーンの有名なライヴから、フレディが大勢の観客に対し、アクロバティックなヴォーカルでコール&レスポンスに挑む様子を捉えた同エピソードは以下よりご覧いただける。
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フレディ・マーキュリーに“史上最高のフロントマンの称号”を与えているあらゆる資質の中でも、観衆と心を通わせる彼の能力は最も重要と言える。これまでのウェビソードでは、クイーンはコール&レスポンスの要素を意図的に彼らの有名曲の多くに組み込んできたことを伝えてきたが、この最新エピソードは、フレディにとってはそれだけでは不十分で、彼は曲と曲の合間にしばしばファンと談笑し、アカペラ・ヴォーカルのアドリブで、スタジアムの観客に挑戦することさえあったことを映し出している。
フレディ・マーキュリーはかつてこう語っていた。
「それが私の役割のひとつで、観客の心を掴まなければライヴとしての成功はない。観客を魅了し、楽しい時間を過ごしたと思ってもらえるようにするのが私の仕事だ。それに私はとても軽薄で、自分自身も楽しみたいんだ。それをやるのに30万人の観衆を前にしたステージ以上に素晴らしい場所はないだろう」
フレディのステージ上での掛け合いで最もよく知られているのは、1985年のライヴ・エイドで話題を独占したクイーンの「Ay-Oh / エーオ」で始まる歓喜の一場面かもしれない。しかし、今回公開された最新エピソードでは、あまり知られていないがクイーン・ファンにとっては同様に魅力的な、80年代前半のクイーンのライヴからのモーメントに焦点を当てている。
1882年の夏、イギリスのミルトン・キーンズ・ボウルで、クイーンのライヴを一時中断したフレディ・マーキュリーは、聖歌隊の指揮者になるためにステージの端に座り、満員の観衆を前に、「アレサ・フランクリンのように歌わせてやる!」と約束した。彼の重力に逆らうようなアクロバティックなヴォーカルに負けないようベストを尽くした観客に対し、フレディは「よし、君たちをバンドに加入させてあげよう」と遊び心溢れる言葉でその場を締め括った。
Written By Tim Peacock
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