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クイーン『Greatest Hits』が70、80、90年代に発売された作品の中で最もUKにて再生されたアルバムに

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11月 30, 2021

Queen: Photo - Neal Preston

1981年に発売されたクイーン（Queen）のベスト盤『Greatest Hits』が、英オフィシャル・チャート・カンパニー（以下OCC）提供のデータにより、70年代、80年代、90年代の全作品の中で全英で最もストリーミングされたアルバムであることが明らかになった。

クイーン含めてこの年代全作品のトップ10は以下の通り。

1. Queen『Greatest Hits』（1981）
2. Fleetwood Mac『Rumours』（1977）
3. Oasis『What’s The Story Morning Glory』（1995）
4. Abba『Gold – Greatest Hits』（1992）
5. Bob Marley & The Wailers『Legend』（1984）
6. Oasis『Definitely Maybe』（1994）
7. The Stone Roses『The Stone Roses』（1989）
8. The Rolling Stones『Hot Rocks – 1964-1971』（1971）
9. The Beatles『1967-1970』（1973）
10. Bob Marley & The Wailers『Exodus』（1977）

Queen – Bohemian Rhapsody (Official Video Remastered)

発売以来、英国だけで600万枚以上のセールスを記録している同ベスト盤は、同国で史上最も売れたアルバムに認定されており、全英アルバム・チャートに973週連続でランクインしている（現在も記録を更新中）。

2014年2月、OCCは、クリーンの『Greatest Hits』が、ABBAのベスト盤『Gold』を約90万枚上回り、イギリス国内のみで600万枚の売上を達成した最初のアルバムになったことを発表した。さらに、この第一弾ベスト盤の発売からちょうど10年後となる1991年10月、フレディ・マーキュリーの早すぎる死の1カ月前にリリースされた『Greatest Hits II』も、390万枚以上を売り上げ、英国歴代アルバムセールス記録の10位にランクイン。

音楽史上、最も決定的なベスト盤として多くの人に知られている『Greatest Hits』は、2021年11月までに、週間全英チャートTOP100圏内に971週、うちTOP40圏内に291週、TOP20圏内に131週にわたってランクインするという驚異的な記録を樹立。

同ベスト盤は発売当時、ドイツ、オランダ、オーストリアをはじめとするヨーロッパ各国のチャートで初登場1位に輝いた他、全英チャートでは、英国出身のシンガーソングライター、シェイキン・スティーヴンスの『Shaky』に次ぐ初登場2位を記録後、4週連続で首位を獲得し、現在までにオクタプル(8x)プラチナ認定を受けている。

1982年1月末まで毎週全英TOP5に入りを果たし、同年9月末までTOP75圏内をキープ。以降も、クイーン伝説の高まりにつれ、定期的にチャートに再浮上しながら、1983年から1987年にかけて、224週連続で全英TOP100入りするという前代未聞の偉業を達成した。

Queen – Killer Queen (Top Of The Pops, 1974)

また、言うまでもなくフレディ・マーキュリーの死がこの『Greatest Hits』に新たな勢いを与え、1991年後半には、『Greatest Hits II』とあわせて9週連続でTOP10入りを果たした。近年でも、映画『ボヘミアン・ラプソディ』とそのサウンドトラックの成功により、同アルバムは再び全英TOP30に返り咲き、2020年の大半をTOP20圏内、もしくそれ以上の順位を記録。英国音楽史において、これほど欠くことのできない作品は他にないだろう。

Written By Will Schube

クイーン『Greatest Hits』
1981年11月2日発売
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