News
クイーンのブライアン・メイらがファイヴ・フィンガー・デス・パンチの新曲「Blue On Black」で異色のコラボ
メタル・バンドのファイヴ・フィンガー・デス・パンチがクイーンのブライアン・メイ、カントリー界のスター、ブラントリー・ギルバート、そしてブルースのアイコン、ケニー・ウェイン・シェファードと共に、ケニー・ウェイン・シェファードの「Blue On Black」スペシャル・ヴァージョンのレコーディングを行った。
「異なるジャンルを一つにするには、多次元且つ多段階の努力を要することのように思えるよ」と、ブラントリー・ギルバートはビルボードに語っている。「音楽は常に一体で、ジャンルなんて関係ない時代もあった。良い曲は良いまでのことだ。音楽のジャンル分けは後からできて、現代においてもかなり分離されている。僕は音楽が一体化を取り戻さなければならないと思っている。だからこの曲を彼らとレコーディングできて、ハード・ロック、クラシック・ロック、カントリーの要素を融合できたことを光栄に思うよ」。
全ジャンルのアイコンが一体となった新たなカヴァーは、カントリーとロックを融合させ、ゲイリー・シニーズによる救急サービスに所属していたり、救急措置の訓練を受けている”ファースト・レスポンダー”のための非営利団体を支援する新たなクラシック曲を生んだ。
ファイヴ・フィンガー・デス・パンチは元々、2018年に発表したアルバム『And Justice For None』のために、ケニー・ウェイン・シェファードの1998年のヒット曲「Blue On Black」のカヴァーをレコーディングしていた。このコラボレーションはファイヴ・フィンガー・デス・パンチがケニー・ウェイン・シェファードにギターと歌で彼らの新たなカヴァー曲への参加をオファーした時に実現した。たまたま同じスタジオに居合わせ、このプロジェクトについて知ったブラントリー・ギルバートが共通の友人を介してブライアン・メイを誘い入れた。
「ブライアンのソロが入ってきた時、全員が一瞬止まって、“これがブライアン・メイだ”、ってなったよ」と、ファイヴ・フィンガー・デス・パンチのギタリストであるゾルタン・バソリーはビルボードに明かしている。「それは彼特有の音色で、彼にしか成し得ないものなんだ」。
一方ケニー・ウェイン・シェファードは、彼のヒット曲に新たなヴァージョンが生まれたことを喜ばしく思っている。
「ソングライターとしての僕の目標は、時の試練に耐え、多くの時代を生き抜く曲を書くことだ」と、彼はビルボードに語る。「この曲は好調で、僕たちにとっては大ヒットになった。だから今から20年後に影響力のある曲として残っていることがソングライターとして望むべきことなのさ」。
また、ゾルタン・バソリーはゲイリー・シニーズの財団を支援するに至った経緯についてこう語っている。「ファースト・レスポンダーへの支援を促すのは私たちにとって大事なことです」。
これに合わせて公開されたミュージック・ビデオは、消防や警察の救助活動の映像にブライアン・メイやバンドの演奏シーンに差し込まれた内容になっている。
Written By Laura Stavropoulos
♪ プレイリスト『ブライアン・メイ ソロ傑作10選』:Spotify
「クイーンの日」 9作品再発
2019年4月17日発売
各商品の詳細はこちら
【DVD】
『グレイテスト・ビデオ・ヒッツ1』
『グレイテスト・ビデオ・ヒッツ2』
『オン・ファイアー / クイーン1982』
『グレイテスト・ヒッツ・カラオケ』
『ジュエルズ』
【CD】
『ライヴ・キラーズ』
『ライヴ・マジック』
『グレイテスト・ヒッツ・カラオケ』
『オン・ファイアー / クイーン1982』
- 彼らこそチャンピオンだった:70年代におけるクイーンの絢爛豪華なロックの世界
- クイーン+アダム・ランバートのドキュメンタリーが全米で4/29放映
- ブライアン・メイが宇宙の無人探査機に捧げる20年振りのソロ曲「New Horizons」発売
- 常識破り6分のシングル、名曲「Bohemian Rhapsody」
- 映画『ボヘミアン・ラプソディ』に協力した人物が語る制作の裏側
- 名曲「Bohemian Rhapsody」が持つ音楽史でのとてもつもない偉業
- QUEEN / クイーン全アルバム制作秘話