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ブラッド・ピットとピーター・バーグがクリス・コーネルのドキュメンタリー映画を製作中
俳優であり昨今は映画プロデューサーとして活躍するブラッド・ピットと映画監督のピーター・バーグがタッグを組んで、クリス・コーネルの晩年を描いた新たなドキュメンタリー映画の製作に向けて動き出している。米メディア Varietyの報道によると、クリス・コーネルの妻であるヴィッキー・コーネルがプロデューサーを務めるこの映画は、ブラッド・ピットとピーター・バーグが共同経営する映画製作会社“Film 45”で製作が始まっているという。
現時点では、このドキュメンタリーの詳しい内容は明かされていない。Varietyは、“サウンドガーデンとオーディオスレイヴのフロントマン、クリス・コーネルの人生を描いたもの”になると報じている。どのような内容になるにせよ、アメリカ音楽業界が最も豊作だった一時代における中心人物であり、2017年5月に52歳という若さで亡くなるまで、その確固たる地位を維持していたクリス・コーネルという人物を描くにあたり、監督のピーター・バーグが製作の素材に困ることはないだろう。
ブラッド・ピットとクリス・コーネルの交友は10年以上にも及ぶ。ブラッド・ピットは今年1月にロサンゼルスで開催されたクリス・コーネルの追悼コンサート“I Am the Highway: A Tribute to Chris Cornell ”に出演し、クリス・コーネルの娘トニーをステージへ迎え入れた。この追悼コンサートのステージでは、サウンドガーデン、メタリカ、マイリー・サイラス、ミゲル、フィオナ・アップル、フー・ファイターズ、ジョシュ・オム、ライアン・アダムスらがパフォーマンスを行っている。
昨年10月には、ヴィッキー・コーネルの依頼によって作られたクリス・コーネルの等身大の銅像が彼の地元シアトルで公開された。
最近のニュースとしては、クリス・コーネルのキャリアを総括した追悼アルバム『CHRIS CORNELL』に収録されていた未発表曲「When Bad Does Good」が先日行われた第61回グラミー賞で“ 最優秀ロック・パフォーマンス”を受賞し、クリスの14歳の娘トニーと13歳の息子クリストファーが亡き父に代わって賞を受け取った。
授賞式のステージでクリストファーはこうスピーチしていた。「父はロック・アイコンであり、グランジの創始者であり、ジャンルや世代を越えて音楽史の功績として残るムーヴメントの生みの親でした」。
ピーター・バーグは過去に映画『バトルシップ』で監督を務め、『LEFTOVERS/残された世界』『Ballers/ボウラーズ』『Friday Night Lights』などのテレビ・シリーズなども手掛けている。Film 45は脚本がないドキュメンタリー作品やブランデッド・コンテンツに特化した製作会社で、現在はこれから公開予定のリアーナのドキュメンタリー映画を製作中である。また、ピーター・バーグは過去にマルーン5、クリスティーナ・アギレラ、エンリケ・イグレシアスなどのミュージック・ビデオも監督している。
Written by Tim Peacock
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