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ポール・マッカートニー初の自伝から、「Eleanor Rigby」の影響元について記した抜粋を公開
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)が、2021年11月2日に発売が予定されている初の自伝『The Lyrics: 1956 to the Present』から、名曲「Eleanor Rigby」のインスピレーションについて記した一部抜粋を公開した。
「‘Eleanor Rigby’は、私がとても仲良くしていたある老婦人をモデルにしています。彼女が一人暮らしをしていることを知って、そこへ行ってはおしゃべりをしていました。当時の私がリヴァプール出身の青年だったことを考えると、ちょっと普通ではなかったかもしれませんが。そのうち、彼女の買い物を手伝うようになりました。彼女は私にリストを渡し、私はそれを買って持ち帰り、彼女のキッチンに腰掛けていたものです。そこには小さな鉱石ラジオをあったので、彼女のキッチンは今でも鮮明に覚えています」
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さらにポール・マッカートニーは、「Eleanor Rigby」の元々の曲名が「Daisy Hawkins」だったことを明かし、こう記している。
「ホーキンスはとても良い名前ではありますが、どこかしっくりきませんでした。ジャック・ホーキンスは、映画“ベン・ハー”でクイントゥス・アリウス役を演じていましたし、私の大好きな本のひとつ“宝島”には、ジム・ホーキンスも登場します。でもやはりしっくりこなかった」
ポール・マッカートニーの個人的アーカイヴから、手書きの歌詞カード、プライベートの未公開写真、曲の下書き、絵などを含む、多くの宝のような資料も収めた『The Lyrics: 1956 to the Present』には、彼の全キャリアからの154曲をポール自身がひとつひとつ振り返る解説が掲載されており、彼の創造課程がユニークな目線で語られている。
また、この新刊発売に合わせて、大英図書館は『Paul McCartney: The Lyrics』と題した入場無料の特別展を行うことを発表している(会期:2021年11月5日~2022年3月13日)。同展では、ソングライターでありパフォーマーであるポール・マッカートニーの功績を称え、彼のアーカイヴから、未公開の歌詞なども展示される。
ポール・マッカートニーのキャリアを網羅したこれらの手書きの歌詞や写真は、最初期となる少年時代から、ザ・ビートルズでの伝説的な10年、ウイングス、そしてソロ・キャリアを含めた現在に至るまで、史上最も有名な作品たちの背後にある創造プロセスと人物を紹介している。
Written By Will Schube
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