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ポール・マッカートニーが一番尊敬しているミュージシャンとは?
2018年7月25日水曜日、Facebook Live Q&Aにポール・マッカートニーが登場し、パルプのフロントマンでブロードキャスターとしても活動するジャーヴィス・コッカーとの対談が生配信された。当イベントには450人ほどの学生が参加した。
ザ・ビートルズのレジェンドは、現在はリヴァプール・カレッジ・オブ・アートとして知られるリヴァプールにある彼の母校に戻り、リヴァプール・カレッジ・オブ・アートの生徒たちとの一時間に及ぶQ&Aセッションに応じた。リヴァプール・カレッジ・オブ・アートは1996年にポール・マッカートニーによって共同設立され、現在も彼が主要後援者である。
このイベントはFacebookで生配信され、世界中のファンがポール・マッカートニーとジャーヴィス・コッカーの二人が、ポールのキャリアや、9月7日に発売予定のニュー・アルバム『Egypt Station』について語る様子を見ることができた。当対談はこちらの動画よりフル尺でご覧いただけるが、一部の内容は下記のようなものだった。
ジャーヴィス・コッカー:学校では音楽を学んでいなかったんですよね?では、どこで学んだんですか?
ポール・マッカートニー:僕の父はアマチュア・ピアニストで、家族のパーティーではいつも彼がピアノを弾いていたんだ。それが僕が音楽を学んだ唯一の方法だったかな。僕の誕生日に父がトランペットをプレゼントしてくれたこともあった。父は僕に教えたがらなかったから、何度か自分で学ぼうとしたんだけど、好きにはなれなかったね
それからギターとスキッフル(フォーク音楽に似た)が大流行して、僕らはみんな夢中になったよ。周りにギターを持ってる人が沢山いたから、僕はトランペットとギターを交換してくれないかってお願いしたんだ。当時、ギター友達も沢山できて、そんな風にこの学校でジョージ(・ハリスン)と出会ったんだ
バスで隣同士になった時には、ギターの話をして友情を築いていったんだ。一緒にコードも暗記したよ。同じようにして、ジョンとも仲良くなった。何年後かに、ジョンと僕がザ・ビートルズのメンバーに曲を披露する時には、ジョージはその場ですぐそれを弾けてしまうんだよ、凄いんだ。そうして僕たちの音楽がうまくいくようになったんだと思うよ
ジャーヴィス・コッカー:あの時代にはビリー・フューリーやリンゴ・スターのように芸名が流行っていたようですが、ザ・ビートルズの他のメンバーはスーパー・ヒーローのような芸名を使うことは考えていなかったですか?
ポール・マッカートニー:そう、みんなそうしなきゃって思っていたよね。僕たちももうちょっと華やかな感じにしようとは思ったよ。僕はポール・ラモーンで、ジョージはカール・ハリソン、そしてジョンはロング・ジョン・シルヴァーだった。リンゴは今の名前のままで。彼はグループの中で一番年上だったから、他のメンバーはみんな彼のことをプロだなって思ってた。まだあの頃の僕たちはアマチュアみたいなものだったからね。ひとつ、ザ・ビートルズの素晴らしいところは、メンバー全員がショービズに対して本当に真剣で、のめり込んでいたことだね。輪の中に入らないとプレイはできないからね
観客からの質問:これまで一緒に仕事をしてきたミュージシャンで、尊敬しているのは誰ですか?またそれは何故ですか?
ポール・マッカートニー:これまで一緒に仕事をしてきた人となると、やっぱりザ・ビートルズの仲間だよ。すごくカッコよかったジョン、それからジョージ(・ハリスン)とリンゴ(・スター)だね。ジョンとはずっとマンツーマンで仕事をしてきて、僕は世の中より先に彼の素晴らしい才能を知ることができたんだよ。「Across The Universe」や「Julia」を誰よりも先に聴けたんだ。彼の大ファンなんだよ。それからスティーヴィー・ワンダーもね。みんな彼のライヴは観た方がいいよ。彼は音楽モンスターなんだ、素晴らしいんだよ
Written By Tim Peacock
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ポール・マッカートニー『Egypt Station』
2018年9月7日発売