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ニルヴァーナの「Something in the Way」が2021年公開映画『バットマン』の予告編でフィーチャー
『トワイライト』や『ザ・ライトハウス』で主演を務めた俳優ロバート・パティンソンがバットマンを演じる映画『The Batman(原題)』の最新予告編が公開となった。この映像には、ニルヴァーナの名盤『Nevermind』を締めくくる(隠しトラックは除く)楽曲「Something in the Way」のリミックスがほぼ全編を通して使用されている。
このリミックスは、ジョーダン・ピール監督『Us』の予告編に登場するザ・ルーニーズの「I Got 5 On It」や、『キャンディマン』の予告編に登場するデスティニーズ・チャイルドの「Say My Name」のリミックスのように、名曲をリメイクしてより映画的なものにするという長い伝統を踏襲した音源となっている。
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ニルヴァーナの楽曲「Something in the Way」は、カート・コバーンがホームレスになっていたらという想像のもとで歌われたものだ。コバーンは1993年のマイケル・アゼラッドによる著書『病んだ魂―ニルヴァーナ・ヒストリー(原題:Come As You Are)』の中でこう語っている。
「あの曲は、もし橋の下で暮らしていて、AIDSで死にそうになっていたり、病気で動けなくて、完全に路上生活者になっていたりしたらというもの。一種のファンタジーです」
この曲は1994年の『MTV Unplugged in New York』でも演奏されている。
この曲でカートはこのように歌っている。
Underneath the bridge / The tarp has sprung a lea
And the animals I’ve trapped/Have all become my pets
橋の下で / 防水シートが雨漏りをしている
捕まえた動物たちは / みんな俺のペットになってしまった
作曲家のマイケル・ジャッキーノは、映画予告編に使うリミックスのためにピアノとストリングスを追加したが、ボーカルとオリジナルのギターの一部はそのまま使われている。ダークでムーディーな歌詞は、予告編のエッジさを補完し、バットマンことブルース・ウェインについて、彼の内なる悪魔と対立することもあるスーパーヒーローを描くことに成功している。
予告編では、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『スイス・アーミー・マン』のポール・ダノが演じる敵役のリドラーによって犯された一連の犯罪をバットマンが調査している様子が描かれる。ジェフリー・ライトはゴードン刑事として出演、アンディ・サーキスがアルフレッド・ペニーワースを演じる。ゾーイ・クラヴィッツもキャットウーマンとして登場する。
同作は現在、2021年10月1日全米公開予定となっている。
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