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ブライアン・ウィルソンがクラウデッド・ハウスのニール・フィンによる「God Only Knows」のカヴァーを紹介
クラウデッド・ハウス(Crowded House)のフロントマン、ニール・フィン(Neil Finn)がメルボルンの自宅で外出自粛をしている間に、ビーチ・ボーイズの名曲「God Only Knows」のカヴァーを録音。ブライアン・ウィルソンはこのフィンによるカヴァーを自身のSNSで紹介した。
ウィルソンによると、フィンは散歩中にボーカルを録音し、家に戻ってからピアノを付け足したという。ビーチ・ボーイズによるオリジナルは、今から54年前の5月にリリースされたビーチ・ボーイズの代表的なアルバム『Pet Sounds』に収録されている。「史上最もプログレッシヴなポップ・アルバム」と宣伝されたこのアルバムは、バンドの初期の作品とは一線を画すものだった。
『Pet Sounds』は、洗練されたレコーディング技術と様々なユニークな楽器を組み合わせ、1966年当時のロック・ミュージックではほとんど前代未聞のサウンドを生み出した。バンドは通常の楽器以外に、テルミン、様々な種類の弦楽器や管楽器、ソーダ缶や自転車のホーンなどのサウンドを取り入れている。「Wouldn’t It Be Nice」「I Just Wasn’t Made For These Times」「God Only Knows」などの曲をフィーチャーしたアルバム『Pet Sounds』は、これまでで最も影響力のあるアルバムの一つと広く知られている。
ビーチ・ボーイズの関連ニュースとしては、オリジナル・メンバーでありクリエイティブ・リーダーでもあったブライアン・ウィルソンに迫った近日公開予定のドキュメンタリー映画『Brian Wilson: Long Promised Road』が話題となっている。この新作は今年のトライベッカ映画祭で上映される予定だった、新型コロナウィルス蔓延の影響をうけて延期となっている。
正式な公開日はまだ発表されていないこの映画はブライアン・ウィルソンのここ最近の20年間の貴重な姿を映し出していると言われている。このドキュメンタリーでは引きこもりのアーティストであるブライアン。ウィルソンとローリング・ストーン編集者のジェイソン・ファインが、ウィルソンの故郷であるロサンゼルスをドライブしながら会話をしている様子が映し出される。また、ブルース・スプリングスティーン、ニック・ジョナス、エルトン・ジョン、ジェイコブ・ディラン、ジム・ジェームズなど、世代を超えた著名人たちのコメントも収録されている。
このドキュメンタリーはブレント・ウィルソン(*ブライアンと同性だが血縁などなし)が監督したもので、彼はVarietyに次のように語っている。
「直線的で、全てを網羅したようなドキュメンタリーにはならないと思います。私たちは、今のブライアンが人生の中で本当に驚くべき第三幕を生きていることを実感しています」
一方、ウィルソンは自宅隔離中も多忙な日々を送っており、ヴァン・ダイク・パークスと一緒に未発表のジャズ・スタンダード「What A Wonderful World」を披露したり、ローリング・ストーンのIGTVシリーズ「In My Room」で自宅での親密なパフォーマンスを披露している。
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