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南アフリカを代表する23歳のラッパー、ナスティー・Cが米・Def Jamと契約し新曲を公開
南アフリカのApple Musicで最もストリーミングされているアーティストのナスティー・C(Nasty C)が、Universal Music Africaとのジョイント・ベンチャーを通じて、伝説的なヒップホップレーベルDef Jam Recordingsと契約を締結した。
これを記念して、彼のニューシングル「There They Go」が2020年3月27日にリリースされた。この曲は、Apple Music Beats 1のエブロ・ダーデンの番組で初公開されたもので、ナスティー・Cの次のアルバム『Zulu Man With Some Power』からのファーストシングルとなっている。
ナスティーはまた、故郷である南アフリカのダーバンで撮影された「There They Go」のシネマティックなミュージックビデオもあわせて公開した。このビデオの監督は、ヤングブラッド、リル・ウェイン、ブリンク182といったアーティストのビデオを手掛けていたAndrew Sandlerが担当している。
今年後半にリリースが予定されているアルバム『Zulu Man With Some Power』は、2018年に発売されたナスティー・Cのセカンド・アルバム『Strings And Bling』に続く作品。1億2,000万回以上のストリーミングを記録したこのアルバムは「Jungle」「King」「Legendary」などのヒット・シングルを収録したマルチ・プラチナムの売り上げを記録した。このアルバムは、南アフリカの最高のヒップ・ホップのアルバムの1つとして複数の地元メディアから称賛され、South African Music Awards を2部門、AFRIMMAs(All African Muzik Magazine Awards)でも2部門を受賞している。
現在23歳のナスティー・ C(本名 Nsikayesizwe David Junior Ngcobo)は、すでにアフリカ版フォーブスが選ぶ「Africa Under 30」に選出され、南アフリカ版GQでは「Musician Of The Year」にも選ばれている。しかし、彼はポッとでの新人ではなく、2012年のデビュー・ミックステープ『One Kid, A Thousand Coffins』を皮切りに10年近くも音楽活動を続けているキャリアも持っている。
2015年にはヒット曲「Juice Black」を収録したセカンド・ミックステープの『Price City』でアフリカでのスターダムを上り詰め、同年にはSouth African Hip Hop Awards 2015のベスト・フレッシュマン賞を最年少で受賞した。
2016年にデビュー・アルバム『Bad Hair』はリリースして24時間以内に、iTunesアルバムチャートで1位を獲得し、南アフリカで最もストリーミングされたアルバムとなった。また、この作品はナスティー・Cの存在を世界中のオーディエンスに紹介することとなり、2017年のMTVヨーロッパ・ミュージック・アワードと2017年のBETアワードではノミネーションを果たしている。
2020年3月27日発表された声明の中で、Def Jam Recordingsの暫定会長兼CEOであるJeff Harlestonは、彼についてこうコメントを寄せている。
「ナスティー・Cはアフリカから台頭してきた新世代ラッパーの最前線にいるユニークで前向きなアーティストです。Def Jamはヒップホップの卓越性の代名詞として世界的に認知されている存在であり、私たちは本物のビジョンと才能を持った国際的なスターであるナスティー・Cをファミリーに迎え入れることに興奮しています」
同じ生命の中でナスティー・Cはこうコメントしている。
「Def Jamファミリーの一員になることはとてもパワフルなことです。Def Jamは象徴的なレコード・レーベルであり、私が尊敬する多くのアーティストのキャリアを作ってきたんですから」
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ナスティー・C「There They Go」
2020年3月27日配信
iTunes / Apple Music / Spotify
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