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マイルス・デイヴィスの新ドキュメンタリー映画が2019年サンダンス映画祭でプレミア上映決定
ジャズの神話の裏側にいたマイルス・デイヴィス。彼の真実の姿を描いた新たな長編ドキュメンタリー映画『Miles Davis: Birth Of The Cool』が2019年のサンダンス映画祭でプレミア上映される予定となっている。
過去半世紀のジャズ界において、最も大きな影響力を持つ人物であるマイルス・デイヴィスだが、この素晴らしいミュージシャンについて実はあまりよく知られていない。過去3度のエミー賞受賞歴を誇るスタンリー・ネルソンが監督を務めるこの映画は、イーグル・ロック・エンターテイメント、ファイアライト・フィルムズ、そして、アメリカン・マスターズ・ピクチャーズの3社によって共同制作されている。
「彼の生い立ちや、音楽の手法、交友関係、そして彼の中の悪魔を探り出すことで、元来からアメリカにあったジャズという音楽ジャンルを再定義し、ロック、ファンク、そしてヒップ・ホップまで、何世代にも及ぶ幅広いジャンルのミュージシャンたちに影響を与えた男についてようやく深く理解し始めることができるのです」とスタンリー・ネルソンは声明の中でコメントを寄せている。
マイルス・デイヴィス財団のかつてないほどの協力のもと制作されたこの映画には、数々のスタジオ・セッションからの未発表のアウトテイク映像や、クインシー・ジョーンズ、カルロス・サンタナ、クライヴ・デイヴィス、ウェイン・ショーター、そしてロン・カーターら、マイルスにインスパイアされた人物たちの最新インタビューなどが含まれている。
「この映画が数多くの素晴らしい作品と共に上映されることになって嬉しいです」とイーグル・ロック・エンターテインメントの会長であるテリー・シャンドは語っている。「世界で最も革新的でアイコニックなジャズ・ミュージシャンについてのドキュメンタリー作品をサンダンス映画祭で上映していただけることを誇りに思います」。
マイルスのドキュメンタリー映画としては、2001年にリリースされ、BBCのチャンネル4で初放映された映画『ザ・マイルス・デイビス・ストーリー』に続くものだが、この最新作ではマイルスという人物がより完全で正確な根拠のもと描き出されているという。
2019年夏には世界規模での劇場公開を予定している今作は、アメリカのネットワークPBSの番組『アメリカン・マスターズ』とイギリスのBBC2でも放映される予定である。
スタンリー・ネルソンは過去に監督したエミー賞受賞作『The Black Panthers: Vanguard of the Revolution』や『フリーダム・ライダーズ』、そして近年の『Tell Them We Are Rising: The Story of Black Colleges and Universities』といった作品で様々な名声と信頼と積み重ねてきた。
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