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ミック・ジャガー、大統領選を前に「Pride Before A Fall」と題した曲を公開してトランプを批判
ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガー(Mick Jagger)が、ドナルド・トランプを糾弾する新曲を歌っている短い映像を投稿した。曲のタイトルは「Pride Before A Fall」。間近にせまった米大統領選挙の前に、現大統領に対して辛辣な歌詞が含まれている。
公開された動画は、ロックダウン中の自宅で撮影されたもの。ギターを使用したミッドテンポのトラックとなっており、ミックは選挙が行われる季節である秋と落選をかけてこう歌っている。
自慢しすぎで、食べすぎで、ツイッターのしすぎ
背中を向けたら誰かが壁から突き落とす
誇りを忘れるな それは秋の前にやってくる
‘Pride Before A Fall’ pic.twitter.com/nhZLYFceoJ
— Mick Jagger (@MickJagger) October 28, 2020
ローリング・ストーンズは、ニール・ヤングやトム・ペティをはじめとする音楽界の著名人たちと同様に、トランプの集会やイベントにて楽曲の無断使用が繰り返されたことで、トランプ政権との間に確執があった。今年6月、バンドはタルサの集会での使用を含め、特に1969年のヒット曲「You Can’t Always Get What You Want」の使用を停止する命令が無視された後、トランプに対して法的措置をとるとしていた。
当時のストーンズの声明によると、彼らに代わって米国の権利団体BMIが大統領の選挙運動に彼らの曲の無断使用がライセンス契約に違反していると通告している。トランプは2016年の選挙キャンペーン中にも「You Can’t Always Get What You Want」を含むバンドの楽曲を無断で使用し、彼らの怒りをかっていた。
BMIのコーポレート・コミュニケーション担当エグゼクティブ・ディレクターのジョディ・トーマスはその後、Variety誌にこう語っている。
「会場での楽曲使用ライセンスは決して政治的なキャンペーンで使用されることを意図したものではありません。そのため、そのキャンペーンが音楽の使用について会場のライセンスに準拠しようとすると、リスクが伴います」
この問題については、ミックが出演した犯罪スリラー映画『ザ・バーント・オレンジ・ヘレシー』のプロモーション中に、次のように述べている。
「問題は、彼らが音楽を選んでいるのかということだ。選曲をするDJやPRの人がいるのか?私にはその答えはわからない。(独首相)アンゲラ・メルケルが選挙運動をしていた時に“Angie”をよく使っていましたしね」
「人々が本当に信じているかどうかは別にして、いくら『俺はこの政治キャンペーンとは無関係だ』と言っていても、テレビで曲を聞いた時には、人はこう思う“本当は曲が使われて欲しいんだろ”って。だから、もし政治的な文脈で曲を使いたいと思ったときには、確認するべきです。それが公平ってもんだろ」
彼は、いずれにしても選曲が気になったと付け加えた。
「俺にとってはその選曲はちょっと変に思える。もし俺がDJだったら、あんな選曲はしない。自分のプレイアウト曲として“Start Me Up”とかやってるかもしれない。でも、なんか変だろ」
Written By Paul Sexton
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